この記事では、2015年11月、フランスへ行った時に利用した「SoftBankの海外パケットし放題」の料金と、国際通話の料金について書いています。
2015年というと、同時多発テロで多くの方が犠牲になった事件があった年です。
まさにそのテロの日、11月13日にフランスに到着してしまったわけですが…
本題に入ります。
SoftBankの「海外パケットし放題に」かかった料金
5日間の利用で、1日あたり2,980円×5日間=14,900円でした。
普段の請求金額にプラスして、海外パケットし放題の利用料金14,900円が加算されます。
現地時間ではなく、日本時間を基準に課金されます。
海外パケット定額サービスは25Mバイト以内なら1,980円ですが、GoogleMapやFacebook、ニュースアプリを見たりブラウザで検索なんかしていると、25MBなんて余裕で超えてしまいます。
慣れない海外にいて、スマホでのネット通信を25MB以内にできるわけないし、この料金設定には疑問を感じます。
国際電話の利用料金
フランスから会社の固定電話と、自宅の固定電話に電話をしました。
実際の請求明細に書かれていた国際電話の通話利用は
「日本国内事業者宛」で3,675円。
その時の全通話時間は、利用料金から1分あたりの通話料金で割ると、21分でした。
当時深夜便に搭乗しており、機内にいた時に同時多発テロが起こっていたらしく、入国後に事件を知った私には、テロの日を避けることはできず不可抗力でした。
そんな事件があったから、会社と家族には「心配するな」という電話もしなければなりませんでした。
ちなみに、現地のアパルトマンのオーナーに電話をかけた時の料金は「海外事業者宛」で260円(3〜4分程度の通話)の請求でした。
帰国後の携帯電話の請求金額
翌月、12月の請求は「27,348円」でした。
ちなみに、いつもは多くても一万円程度の請求です。
以下は明細に記載されていた料金内訳の抜粋です。
赤い太字の項目が、海外での利用料金です。足しあげると微妙に金額が違いますが、ご容赦ください。
- ホワイトプラン基本料・・・934円
- 通話料・・・1,200円
- パケットし放題フラット・・・5,200円
- [通話料]世界対応ケータイ(音声・日本国内事業者宛)・・・3,675円
- [通話料]世界対応ケータイ(音声・海外事業者宛)・・・260円
- [定額料]世界対応ケータイ(海外パケットし放題5日間利用)・・・14,900円
SoftBankの海外パケットし放題を利用した理由
海外でスマホを利用することについて、あまり経験も知識がなかったから。
Wi-fiルーターのレンタルという選択肢もありましたが、荷物が増えるのが嫌で借りなかった覚えがあります。
海外パケットし放題の料金は、当時でも高いなと思っていました。
2020年現在も、SoftBankの海外パケットし放題の料金は2015年当時と変わらず
- 25Mバイト以内で1,980円
- 25Mバイト以上で2,980円
となっています。
今考えてみると、当時は2人で行ったから、Wi-fiをシェアすれば割高なパケットし放題なんか使わなくてもよかったなと思います。
Wi-fiを2人で借りたらレンタル料を折半できるし、5日間の利用で6,000円ぐらいで済んだんじゃないかと思います。
スマートフォンは今や海外旅行になくてはならないライフラインですが、docomo、au、ソフトバンクといった主要キャリアの海外パケット定額サービスは割高なので、これ以降全く利用していません。
国際通話料金の節約のためLINE通話を使うも、使い物にならず
旅先では、会社はともかく、家族とのやりとりはLINEで済ませたい。
当初LINEのトークでやりとりしていましたが、テロ直後の状況など、色々説明するのに文字でのやりとりが面倒になり、LINE通話に切り替えましたが…
遅延が激しくて会話が成り立ちません。
通話が開始し、こちらが話し始めて5秒ほどのタイムラグの後、ようやく家族の声が聞こえてきます。
タイムラグのせいでお互いの発話のタイミングが被ってしまい、双方向の会話は成立しませんでした。
LINE通話を諦め、仕方なく通常の国際通話で日本の固定電話に発信。
国際電話の音声品質に関しては、日本で通話している時と大差はありません。
タイムラグもなくスムーズに会話ができました。
余談ですが2007年に家族でイタリアに行った時、父がボーダフォン(現ソフトバンク)の海外利用できる携帯電話(ガラケー)を行きましたが、日本の固定電話との通話は、少しタイムラグがありました。
2015年のフランス→日本へのLINE通話の品質は、2007年のガラケーの通話品質と同じぐらいだったかと思います。
日本国内でzoom(オンライン会議用アプリ)を使っていてもタイムラグがあるので、ネットでの音声やビデオ通話がスムーズにできるよう、5Gが世界的に普及してくれることを願っています。
海外パケットし放題に料金的メリットはない
海外旅行のインターネット通信利用の手段は、料金が高いものから順に並べると
- キャリアの海外パケットし放題
- グローバルWi-fiのレンタル
- 現地のSIMカード
この3つ。
現地SIMを当たり前のように使っていると、海外パケットし放題の一日あたり2,980円という料金は「超高い」としか言いようがありません。
1ヶ月分(24GB)のプリペイドSIMを日本円で700円ほどで手に入れた時など、海外パケットし放題の料金の高額ぶりを思い出してため息が出たものです。
海外パケットし放題は、日本で専用アプリをダウンロードしておき、現地に到着後、アプリを使って設定するだけという簡単さが魅力。
言葉の壁がある方には便利なサービスだと思います。
最も安上がりなのは現地のSIMカード利用
現地のSIMカードは最も割安な通信手段ですが、SIMロックを解除済みのスマートフォンや、SIMフリーのスマートフォンが必須。
そして、現地の空港や街中のショップでツーリスト用のプリペイドSIMを購入しなければなりません。
でもご安心ください。英語がそこまで堪能でなくても、買うことができます。
SIMカードのアクティベーション(有効化して使えるようにする)は多くの場合、ショップ店員が全部やってくれますが、一部そうでない場合もあります。
現地のツーリストSIMカード事情を事前によく調べておかないと、通信手段の確保に苦労する場合もあります。
海外の空港でのツーリストSIM購入は、チャレンジしてみれば思ったより簡単ですが、慣れていない方には心理的なハードルが高い手段かと思います。
ここで頑張れば、通信手段を安く抑えられます。
確実に通信を確保でき、料金も納得の手段はグローバルWi-fi
現地に着かないと通信手段を確保できない…グローバルWi-fiだとそんな心配は無用。
グローバルWi-fiの通信は渡航先に指定した国以外でも利用できるので、乗り継ぎ地でもインターネットに接続できる安心感があります。
パケットし放題に比べると安く、同行者がいれば一台を何人かでシェアできるので、費用も抑えられます。
ただ、シェアしていると、持ち主と別行動した時に通信手段がなくなってしまうので要注意。
海外Wifiをレンタルするなら「エクスモバイル」
エクスモバイルは、世界200以上の国と地域で利用できる、定額制の海外WiFiレンタルサービス。
スマホやタブレットなどを、最大10台まで接続できるので、一台を複数人でシェアすることができます。
海外パケットし放題で10日間使用すると、29,800円もかかってしまいますが、Wi-fiレンタルだと一万円以上節約することができます。
フランスに渡航する場合
2020年9月1日まで50%オフとのことですが、今はコロナウイルスの感染拡大により旅行自体が現実的ではないので、割引前の料金で海外パケットし放題の料金と比較します。
フランスで4G/LTE通信、1日あたり500MBを10日間利用する場合、15,950円。
海外パケットし放題だと29,800円。
その差額は13,850円。
1万円弱あれば、
- 現地ツアーに参加できる
- 空港とホテル間のプライベート送迎が手配できる
- スーパーでたくさん買い物できる
こんなことができてしまいます。
現地で簡単に利用開始できる
海外パケットし放題のように専用アプリで設定する手間も、現地のプリペイドSIMを購入、設定に時間を取られることもありません。
データローミングをオフにして、Wi-fiに貼ってあるシールやWi-fi端末の液晶画面に表示されている「SSID」と「パスワード」を入力すれば、すぐに繋がります。
あとは、バッテリーが切れないよう、モバイルバッテリーさえ持っていれば、スマホでのネット利用に困ることはありません。
接続に一番手間と時間がかならない方法が、海外Wi-fiの魅力。
空港、宅配、ポストで受け取り・返却ができる
申し込み後、受け取りは自宅のポスト投函、宅配、空港カウンターの中から都合に合わせて選択できます。
空港カウンターは、国際線が発着する国内の主要空港のカウンターです。
返却も、同梱されるレターパックでコンビニのポストに返却する方法、返却キットでの宅配による返却、空港カウンターでの返却から選べます。
旅行の予定が決まったら、早めに申し込んでおきましょう。
ハイシーズンだと、直前になるほど在庫が少なくなります。