10時間以上の長時間フライトになると、暇つぶしの準備していないと退屈でたまりません。
実際にエコノミークラスで長時間過ごしてみると、同じ姿勢で座り続けていて疲れるし、疲労で思考力も落ちてきます。
長時間フライトの暇つぶし方法は色々ありますが、色々と紹介されている暇つぶし法で案外見落とされがちなのが
- 狭い座席で同じ姿勢を取り続けることで、疲労し思考力が低下する
- 前後の座席や隣席との距離が近く、集中力を保つのが難しい
という、エコノミークラス特有の環境。
カフェなど、ゆったりした環境と同じような感覚で過ごせる訳ではありません。
この記事では、エコノミークラスでの10時間以上のロングフライトという過酷な環境で
「体力や思考力が低下していてもできる、現実的な暇つぶし方法」
についてご紹介します。
長時間フライトの暇つぶしに何をしようか考えている方に、参考にしていただける内容です。
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長時間フライトで現実的に出来る暇つぶし方法
暇つぶし方法をご紹介する前に、まずエコノミークラス特有の環境を理解しておく必要があります。
エコノミークラスは、座席や足元スペースが狭くなっています。
こうした環境で、長時間同じ姿勢を取り続けなければなりません。
同じ姿勢を続けると疲れるので、疲労物質を排出するために体を動かす「アクティブレスト」という休息方法がありますが、座席の位置によっては頻繁に席を立つことも難しくなります。
基本的にエコノミークラスのフライトは、疲労物質が溜まり続ける一方なのです。
疲れると思考力、集中力も低下します。
消耗するのは心身面だけではありません。
長時間フライトでは、機内食がサーブされる前後の時間以外は消灯され、真っ暗になります。
真っ暗な中でできることは限られてきます。
そのような環境を考慮して「現実的にできる暇つぶし方法」をあげていきます。
①パーソナルモニターのコンテンツを楽しむ
パーソナルモニターで映画を見る
暗くなった機内でやれることの代表格は、やっぱりこれ「パーソナルモニターで映画を見ること」
航空会社によっては、選びきれないほどタイトルが充実しています。
2時間程度の映画を4〜5本見ていれば、10時間を退屈することなく過ごせます。
ただ、日本の航空会社を利用しない場合、日本発の便でも映画に日本語の字幕や吹き替えがないケースがあります。
乗り継ぎ便で外国の航空会社に搭乗すれば、日本語対応のコンテンツはまずないと考えて良いでしょう。
英語がわかる方なら問題ないのですが、英語ができない場合、日本語字幕や吹き替えのない映画を見ていてもかなり退屈です。
パーソナルモニターの機外カメラで外を眺める
消灯時は窓のシェード(日よけ)を上げることができません。
窓側にいても、座席で外の風景を眺めることはできません。
何の変化もなく、同じ風景を長時間眺めていても苦にならない人は、気分転換に機外カメラで外の風景をぼんやり眺めるのも暇つぶしの一つです。
機外カメラのアングルを切り替えながら、前方や飛行機の真下の風景をぼんやり眺めていると、少しは気晴らしになります。
ただ、これを数時間続けられるの私ぐらいかもしれません。。
パーソナルモニターで音楽を聞く
機内エンターテイメントには音楽コンテンツも用意されています。
備え付けのヘッドホンで、好きなジャンルの音楽を楽しみましょう。
ヒーリングミュージックなどリラックス系の音楽やクラシック音楽が用意されている場合もあり、機内の騒音に疲れると、静かな音楽が耳に心地よく、癒してくれます。
エコノミークラスの備え付けのヘッドホンは基本的にノイズキャンセリング機能はないので、クリアな音声を楽しみたい場合は、有線のノイズキャンセリングイヤホンを持参するといいでしょう。
②タブレットやスマホで、好きなコンテンツを楽しむ
タブレットやスマホで映画を見る
出発前に、自宅などWi-Fi環境がある所でアマゾンプライムやNetflix、YouTubeなどの動画配信サービスで見たい動画を何本かダウンロードしておき、オフラインでも再生できるようにしておきます。
機内エンターテイメントだと、必ずしも自分が見たい映画があるかわかりません。
自分が見たい映画や動画を事前に準備しておいた方が断然楽しいもの。
何も考えずに見ているだけでいいので、エコノミークラスで疲れていて、頭がぼーっとしていてもそれなりに楽しむことができます。
水分をこまめに摂りながら、一本見終わったらトイレに立つなど、適度に体を動かしつつ過ごしていると、ロングフライトの苦痛感も軽減できるはず。
タブレットやスマホで電子書籍を読む
長時間フライトの時間を利用すれば、読みたかった本をゆっくり読むことができます。
消灯した機内では、紙の本よりも電子書籍の方が読みやすいです。
紙の本は読書灯で照らせば読めるけど、読書灯は光源が眩しいので周りに気を遣います。
その点、スマホやタブレットは画面が光るから読書灯いらず。
液晶のバックライトを暗めに調節できるので、読書灯ほど周囲に迷惑をかけずにコンテンツを楽しめます。
個人差はありますが、難しい本を持ち込んでも騒音で疲労で集中力、思考力が低下するので軽い内容のものや漫画がおすすめです。
読書中、備え付けのヘッドホンで機内エンターテイメントのクラッシック音楽やヒーリング系の音楽を聞いていると、多少は騒音を軽減できます。
タブレットやスマホでゲームをする
ゲーム好きなら、ゲームを楽しむことで長時間フライトの暇つぶしができます。
スマホやタブレットに入れているゲームでひたすら遊ぶ。
スマホゲームなら、余分な荷物が増えません。
機内Wi-Fiに接続すれば、オンラインゲームも楽しむことができます。
例えばエミレーツ航空なら、フライト中にパーソナルモニターで機内Wi-Fiの利用を申し込めます。
オンラインゲームもいいですが、オフラインでも遊べる単純な落ち物系や、パズルなどのゲームも熱中できていいですね。
タブレットやスマホで音楽を聴く
機内エンターテイメントにも音楽コンテンツはありますが、スマホ内に自分の好きな音楽を用意しておき、ノイズキャンセリングイヤホンで楽しむのが一番かと思います。
旅行前にYoutubeで好きな曲を集めておき、オフライン保存しておくのが個人的におすすめです。
長時間フライトで使用するノイズキャンセリングイヤホンは、連続再生時間が長いものを持参しましょう。
スマホのデータ整理
撮影した画像や動画、ブラウザのブックマーク、不要なアプリの削除、メールの整理など。
普段の生活ではついつい放置しているスマホのデータ整理も、暇を持て余している長時間フライトなら、まとめてできてしまいます。
思考力が落ちている機内でも簡単にできる作業ですし、到着する頃にはスマホの中が整理されてスッキリします。
③寝る
混雑していなければ、4列シートや3列シートをまるごと使って横になって寝ることもできます。
ほぼ満席の場合は、残念ながらシートを倒すことが難しいので、熟睡できる体勢にはできません。
眠っても2時間ぐらいで目が覚めて、また寝てすぐに目が覚めて…の繰り返し。
ほぼ満席状態のエコノミークラスで眠りたいなら、それなりの準備が必要です。
- 眠りをサポートするサプリメントを飲む
- ノイズキャンセリングイヤホンで騒音を軽減する
- アイマスクで光を遮断する
- ネックピローを使う
- 防寒用にブランケットを追加でもらうか、大判ストールを持参する
フライト中にしっかり眠るなら、隣の席の人が立つタイミングで起こされないよう、窓側の座席を取りましょう。
④ゲーム機で遊ぶ
Nintendo Switchなど持ち運びができるゲーム機とソフトを何本か持って行き、機内でとことん遊ぶ。
持て余すほどの暇な時間でも、ゲームに熱中していれば長時間フライトでの退屈感も軽減できます。
新しいソフトを買って持って行くと、より熱中できて楽しい時間を過ごすことができます。
Nintendo Switchの場合、搭乗する航空機によってはネットワーク機能は全てオフにする必要があります。
Nintendo Switch以外のゲーム機を持ち込む時も、利用する航空会社の規定をしっかり確認しておきましょう。
実際にやるのは難しいと思われる暇つぶし方法
狭い座席で長時間同じ姿勢が続くことと騒音により、疲労から思考力や集中力が低下します。
また機内が消灯され暗くなる環境下で、実際にやるのが難しそうな暇つぶし方法をあげていきます。
勉強
例えば旅先の言語、マナーや習慣の学習。
エコノミークラスは狭い座席や騒音、疲労感で集中力が低下します。
勉強する環境には適していません。
旅先のマナーや習慣を機内で勉強するのは、個人的には遅いように感じます。
例えば女性は常にスカーフで髪を隠さなければならない国だと、事前にスカーフの準備が必要になります。
機内で初めて旅先の国のルールを知って慌てても、間に合いません。
言語はともかく、マナーや習慣は出発前までに確認しておき、必要な物は出発までに揃えておいた方がいいでしょう。
資格試験の勉強なども勉強に集中できる環境ではないので、やりにくいのではないかと思います。
個人的には、旅の時ぐらいは完全に遊びモードに切り替えた方が良いのではないかなと思います。
仕事(PCでの作業)
くどいですが、エコノミークラスの座席では集中力が持続しません。
パソコンで仕事をするにしても、隣の人との距離も近いため、クライアントの情報など社外秘のデータを扱う作業はできないでしょう。
リフレッシュしたいなら、プライベートの旅行に仕事を持ち込まない方が良いでしょう。
旅行のプランをたてる
エコノミークラスのテーブルは狭くて、物を起きにくいし字も書きにくい。
長時間消灯されるので、読書灯を着けないと暗い。
旅先での観光プランを決めるには
- 行きたい所をピックアップして優先順位をつける
- 訪問する順序や時間配分を考える
- 訪問先への交通手段を決める
こんな作業が必要ですが、こういう作業は落ち着いた場所で、色々なガイドブックやネットの情報を見ながら、ゆっくり比較検討するのが理想的。
狭い機内では集中力が続かないし、まともに物を考える気力がなくなります。
そんな環境では、きちんとしたプランを立てることも難しいでしょう。
カードゲーム
何度もくどくて申し訳ないですが、機内は消灯されています。
エコノミークラスのテーブルは狭いし、暗い機内でカードを落とすと探すのが大変。
カードを探すために足元を探り、拾ったと思ったらテーブルに頭をぶつけて、また何枚ものカードを落とすという二次災害も起こります。
実際に私がやらかした話です(苦笑)
カードを何枚かなくすし、機内でカードゲームなんて二度とやるかと思いました。
オセロなんかも、オセロの石を落とすと多分同じようなことが起こります。
私のように、どんくさい方にはおすすめできない暇つぶしです…
塗り絵
暗い機内で塗り絵をするということは、読書灯をつけて塗るんだと思いますが…
テーブルは狭いし、塗り絵の冊子を広げると、色鉛筆を置く場所がありません。
暗いから、塗っても色合いや仕上がりがわかりづらい。
狭い座席で色鉛筆を落としてしまうと面倒なことになります。
窓側の座席でもない限り、隣の人が席を立つと、広げている塗り絵を片付けてテーブルを上げ、通してあげる必要があります。
手軽な暇つぶし方法としてはあまり認知されていないと思うし、機内で塗り絵をしている人を見かけたことがないので、実際にやる人も少ないのではないでしょうか。
私がいつもやっている暇つぶし方法
私がエコノミークラスに搭乗する時にいつもやっている暇つぶしは、タブレットで映画を見たり、タブレットに入れている本を読むこと。
読んでいると言っても、エコノミークラスの環境では集中力が落ちるので、眺めていると言った方がいいかもしれません。
深夜便だとさすがに眠いので、うとうとすることもありますが熟睡はできません。
目が覚めたらトイレで歯を磨いたり体を拭いたり、あとトイレの位置によっては窓があるので、しばらく外の風景を眺めたり、他の人の邪魔にならない程度に軽くストレッチをします。
ついでにギャレーに寄って飲み物をもらうこともあります。
あとはパーソナルモニターで現在位置を確認したり、機外カメラで延々と変わらない風景を眺める。
- タブレットで映画を見たり本を読む
- 寝る
- トイレに立つタイミングで歯磨きしたり、ストレッチしたり外を眺める
- パーソナルモニターで機外カメラを眺めたり、現在位置を確認する
これの繰り返し。
私は長時間フライトの時はいつも通路側の席を取るので、隣の人が席を立つ時は通してあげないといけないこともあって、自分の座席であまり込み入ったことはしないようにしています。
まとめ
エコノミークラスでの長時間フライト特有の、
- 狭い座席で同じ姿勢を取り続けることで、疲労し思考力が低下する
- 前後の座席や隣席との距離が近く、集中力を保つのが難しい
こうした過酷な環境で
「体力や思考力が低下していてもできる、現実的な暇つぶし方法」をご紹介しました。
あわせて消灯した機内の中で、実際にやるのは難しい暇つぶしの方法もご紹介しました。
よく紹介されている暇つぶし方法でも、脳に汗する難しい勉強や、狭いテーブルに物を広げる遊びなど、エコノミークラスの機内では向かないものがあります。
長時間機内で過ごすという特殊な状況の中では、多くの人が熟睡することもままなりません。
眠れない時をぼんやりと過ごすには時間が長すぎて、現在地や時刻を見ると「まだ一時間も経っていなかった…」「さっきからちょっとしか進んでいない…」と絶望してしまいます。
この記事を参考にしていただき、長時間暇つぶしができそうな物を用意しておくことをおすすめします。