旅行ファッションでおなじみのデニムパンツ(ジーンズ)。
デニムパンツは普段の生活でも定番アイテムですね。
私自身、デニムパンツを履いて海外へ行ったことがあるんですが、旅先でゲリラ豪雨に遭った時、ジーンズって海外旅行向きではないな…と思ったのが、この記事を書こうと思ったきっかけです。
ということで、この記事では、デニムパンツ(ジーンズ)が海外旅行に向いていない理由を5つご紹介します。
※文章中、「デニムパンツ」だったり「ジーンズ」だったりしますが、ご容赦くださいませ。。
①窮屈でリラックスしにくい
しっかりめのデニム生地だと、膝の曲げ伸ばしがスムーズにできません。
また、しゃがんだ時にお腹が苦しく感じたりもします。
デニム生地にストレッチ性があっても、どこか窮屈さを感じるのです。
窮屈さという点で、デニムパンツは長時間フライトの機内で過ごす服装としても、あまり適していないと思います。
エコノミークラスの座席で10時間前後の長時間フライトを耐えるのはかなりの苦行ですが、窮屈な服装だと、辛い時間がより辛くなります。
よく機内は寒いから防寒対策を・・・と言われますが、実は機内が暑くて汗をかくこともよくあります。
そんな時に通気性のよくないジーンズを履いていると、汗で蒸れて不快に感じることも。
日本国内だからこそできる我慢するオシャレも、不自由が多い海外旅行では苦痛に感じることがあるのです。
19世紀半ばのアメリカで作業着として誕生したジーンズなのですが、今やジーンズ以上に動きやすく機能性が高いパンツを簡単に手に入れることができます。
よほど履き慣れているか、ファッションにこだわりがあるわけでもない限り、海外旅行の服装にデニムパンツを選ぶことは避けた方が良いでしょう。
②洗濯しても乾きにくい
デニムパンツにを旅先で洗濯する場合、しっかりしたデニム生地になるほど乾きにくくなります。
コインランドリーで脱水して部屋干ししたとしても、季節によっては、翌朝までに乾かない場合もあります。
コインランドリーの乾燥機に入れれば乾きはしますが、デニム生地だと一度では乾かなかったりするので、追加料金を支払い再度乾燥機にかけて、ようやく乾くなんてことも・・・。
着替えを沢山持っていけない時、旅先で洗濯をすればいいのですが、生乾きのパンツを履かないためにも、できるだけ乾きやすい素材のパンツを選んだ方が「着る物がない!」と慌てずに済みます。
洗濯をコインランドリーではなく、お風呂で手洗いしかしない場合はなおさら。
しっかりしたデニム生地は手洗いでは洗いにくく、脱水機もないとなると、翌朝までに乾かない可能性が高いでしょう。
どんな所で汚れて洗濯が必要になるか分からないからこそ、洗っても乾きやすい素材の服装を選ぶことが大切だと思います。
③雨に濡れると乾きにくく不快
しっかりしたデニム生地ほど、雨に濡れると乾きにくいですよね。
濡れた服をすぐに着替えることができればいいのですが、旅先だとそうはいきません。
適当な洋服店が見つからなければ、濡れた服を身につけたまま観光を続けなければなりません。
冷たく湿ったパンツが長時間肌に密着し続ける不快感は、日本でも既に味わっておられるかと思います。
濡れた服を着続けることで体が冷えるし、慣れない土地でのストレスも相まって風邪をひくリスクが高まります。
雨の少ない土地でもない限り、旅先で雨に降られることはよくあること。
雨に濡れても乾きやすい服装選びは大切です。
④嵩張る・重い
しっかりした生地のジーンズになるほど、重くて嵩張ります。
圧縮袋に入れるとかさは減っても、重量は変わりません。
機内持ち込みの手荷物や、預け入れのスーツケースには重量制限があるから、荷物は少しでも軽くしておきたいもの。
行きのスーツケースは余裕があっても、帰りは旅先での戦利品で満タン、重量制限ギリギリなんてこともザラ。
荷物を少しでも軽くするためにも、重くて嵩張るデニムパンツは入れない方がベター。
⑤ジーンズNGの施設がある
ジーンズは世界中で一般的に着られているファッションアイテムなので、ジーンズを履いていても、ほとんどの観光地で問題なく入場することができます。
ただ、宗教的施設や伝統的な場所は、ドレスコードが求められる場合があるようです。
興味があったので、Googleでどんな観光地がジーンズNGなのか調べてみたところ、下記の観光地で破れ等のダメージ加工や、色落ち加工のあるジーンズがNGらしいことが分かりました。
- タイの寺院
- 韓国の板門店
- UAEのシェイク・ザイード・グランド・モスク
タイの寺院については、入り口で服装のチェックがあるほど服装マナーに厳しいようなので、心配であれば、ジーンズやジーンズ様のパンツは避けた方が無難かもしれません。
観光地だけでなく、ドレスコードがあるレストラン等に行く場合、ドレスコードが「カジュアル」であってもデニムパンツは避けたほうがいいとのこと。
ドレスコードについては、こちらのサイトに詳しく書かれています。
ブランド店やアパレルショップなどでのショッピングの時も、お店の雰囲気に合わないダメージ加工や色落ち加工が激しいジーンズを履いていると、良いサービスが受けられない場合もあるようです。
絶対に訪れたい場所に服装の制限がないか、公式サイトなどで事前によく調べておきましょう。
出発までにはっきりした情報が得られない時は、ジーンズは諦めましょう。
海外旅行にジーンズを履いて行った私の失敗談
8月のウラジオストクに行った時、ジーンズを履いていました。
結構厚めの生地でしたが、ストレッチ性もあるし、夏でも日本より涼しいだろうから、ジーンズでも問題ないとおもっていました。
それは大きな間違いでした。
朝晩は冷え込むものの、昼間は日本と変わらない暑さで、通気性があまり良くないデニムパンツでは暑いと感じました。
街を歩いている時、突然ゲリラ豪雨が降り出し、車道や歩道には雨水が川のように流れていました。
傘をさしていても、足元から膝上までずぶ濡れになってしまいました。
雨が上がってからもジーンズがしばらく乾かないので、じっとりしたデニム生地が肌に密着して、とても気持ち悪かったです。
デニムパンツって、旅行向きじゃないな・・・と思いました。
この時の経験から、乾きにくく通気性が良くないジーンズを海外旅行で着ることは無くなりました。
暑い時期や暑い国では、ワイドなチノパンやストレッチがきいたテーパードパンツを、冬はもっぱらストレッチのきいたヒートテックのスリムパンツを履いています。
まとめ
ジーンズ(デニムパンツ)が海外旅行には不向きである5つの理由についてご紹介しました。
- 窮屈でリラックスしにくい
- 洗濯しても乾きにくい
- 雨に濡れると乾きにくく不快
- 嵩張る・重い
- ジーンズNGの施設がある
これは私の意見なので、ジーンズが海外旅行に絶対に向いていないわけではありません。
海外旅行でおしゃれをしたい方や、履き慣れたジーンズで行きたい方は沢山おられるかと思うので、洋服選びの参考程度に読んでいただけると嬉しいです。
最近では、機能性の高いジーンズも発売されています。
ワークマンのグリーンテックデニムパンツは、体の動きに合わせて伸縮する生地を採用し、湿気を吸って放湿する機能やUVカット機能も備えており、アウトドアだけでなく海外旅行のウェアにも使えます。
高機能でファッション性も高いのに、2500円とお財布に嬉しいお値段なので大ヒット商品で、オンラインでも品切れが続いていますが、着ていく服装で悩んだ時は、ワークマンに行ってみるのも良いと思います!