とても行きたい国がある。
海外旅行に一人で行くのは怖いし寂しい。誰か一緒に来てくれる友達がいないかなあ…
そう思っている方。
人生は思っているほど長くない。
行きたい国があるなら、誰かと都合が合う時を待つより、自分が行きたいと思う時に行く方が、後々後悔しません。
一人旅を躊躇する方に、一人旅の良い点を4つご紹介します。
また、怖さや不安を解消する方法もあわせてお伝えします。
海外一人旅未経験の方は、ぜひご一読ください。
海外旅行一人旅4つの良い点
①友達と気まずくなる心配がない
友達と一緒に海外旅行に行くと、どれだけ仲が良くても付き合いが長くても、必ずイラッとしたり、意見の違いで気まずい雰囲気になることがあります。
そんな時は別行動すればいいのですが、どちらかが外国で単独行動ができない場合、いつも一緒にいなければなりません。
お互いに気まずい雰囲気の時にも、一緒に行動しなければならないのは、かなりのストレス。
どちらかが自制できない場合、ケンカに発展しかねません。
そうした経験から、友達と一緒に海外旅行に行くことは避け、必ず一人で行くと決めている人もいます。
私達は大丈夫と思っていても、それは希望的観測にすぎません。
彼氏や彼女など、付き合っている人と行く場合も、同じようなことが起こる可能性が考えられます。
最悪の場合、旅行後に友達関係や恋人関係が切れてしまうこともあります。
実際に、私も同行者と気まずい雰囲気になったことが何度かあります。
一人旅なら、友達や恋人と気まずくなったり、言い合いやケンカに発展したり、最悪絶交してしまうリスクを避けられます。
②完全に自分のペースだけで行動できる
お互いに行きたい所が違う時、同行者が別行動ができる人ならいいですが、そうでない場合。
自分が行きたい場所に、友達も連れて行く(付き合わせる)ことになります。
そうすると、行きたい所へ行っても友達を気づかうあまり、自分が満足するまでそこに留まり、心ゆくまで楽しむことができません。
逆に、自分が興味がない場所にも付き合わされてしまいます。
貴重な滞在時間を、興味のない場所に割くことほど勿体ないことはありません。
自分が興味のある場所を、気の向くままに歩けるのも、一人だからこそできるもの。
ある道を歩いていて、急に目的地を変えるという気まぐれでワガママな行動も、一人だからこそできる贅沢。
一人旅だと、旅の時間は自分だけのものだし、どう過ごそうと完全に自由なのです。
③人と予定を合わせる必要がない
学生ならともかく、社会人になると、友達と休みを合わせることが難しくなります。
有給休暇を取りやすい人もいれば、取りにくい人もいます。
有給休暇は労働者の権利なので、おかしな話ですが。
海外旅行に行くために、何とか友達と予定を合わせようとすると、自分が行きたいタイミングで行くことができません。
自分は休みなのに、友達が休みじゃないから、結局行けなかった…
予定が合えば、今頃海外で楽しめていたのに…
貴重な休日に、そんな風に思いながら過ごす時間は勿体ない。
一人旅なら、自分が休みのタイミングで、行きたい所にどんどん出かけて行くことができます。
④宿の部屋は完全に自分だけのものになる
相部屋で風呂、トイレが共同のドミトリーやゲストハウスは除きますが、ホテルなどの宿泊施設の個室が、完全に自分だけのものになります。
お風呂やトイレの順番で気をつかうこともないし、部屋の中をどれだけ散らかそうが気にする必要はありません。
テレビをつけようが、どんな番組を見ようが、自由です。
オナラをしようが、寝ている時にいびきをかこうが、何も気にすることはありません。
自分以外に誰もいないのだから。
誰もいないホテルの個室は、完全に自分を解放できる空間になります。
一人旅の不安な点を解消する方法
①外国に一人で行くのが怖い
どこに怖さを感じるのか、具体的に書き出します。
書き出したことに対して、対策を練り、周到に準備する。
例えば、現地の空港からホテルまで、ちゃんと移動できるか不安な場合。
現地のタクシーは利用せず、最初は多少高くても日本語ドライバーによる送迎サービスを利用する。
日本語ができる人がフロントにいそうにないホテルで、チェックインできるか不安な場合。
日本人経営の宿を探すという選択肢があります。
日本人向けのサービスや宿泊施設がない国の場合。
翻訳機の持参を検討したり、宿泊施設の入口がGoogleマップ上でもはっきりわかるホテルを選び、チェックイン時に英語があまり得意ではないことを伝える。
不安な点を具体的にして、ひとつひとつ対策を練ることで解消されます。
不安は、周到な準備でほぼ解消できます。
②英語が話せない
搭乗する便が日本の航空会社でない場合、日本発でも日本語が話せないCAだけというケースがあります。
乗り継ぎ便だと、日本語話者はほとんどいなくなります。
機内では、機内食やドリンクのオーダーの時に簡単な英語を使います。
機内食はビーフかフィッシュか聞かれたら、「ビーフプリーズ」
飲み物は何にするか聴かれたら「ビヤープリーズ」とか「オレンジジュースプリーズ」とか。
旅行会話集で、機内やホテル、観光、レストランなど、シーン別フレーズを事前に覚えておきましょう。
はっきり言って、それでも十分とは言えませんが、発音に自信がなければ、紙に書いて渡すなどして意思疎通をはかる。
欲しいものがあれば、店員さんにスマホの画面を見せてみる。
あとはGoogle翻訳や会話集、身振り手振りで乗り切ります。
翻訳機のレンタルも検討してみると良いでしょう。
私も最初はひどい有様でしたが、回数を重ねるごとに、なんとか意志の疎通がはかれるようになりました。
話せないから行かないというのは、非常に勿体ない。
英語が話せないのに海外旅行なんて100年早いわと言う人がいれば、放っておけばいい。
じゃあ、日本に来る外国人観光客はどうですか?
日本語ができない人のに来る人がほとんどです。
だから、言葉の壁であきらめないでほしい。
人生は一度だけ。
自分が行きたいと思う気持ちを大切にしてください。
③トラブルが起きた時に対処できない
トラブルが起きた時、国内ならどうにかなることも、言葉や習慣の壁で、対処が難しいこともあります。
- 貴重品の盗難にあった
- 事故や病気になる
- 現地でのトラブルに巻き込まれる
こうした時、JCBカード会員であれば「JTBグローバルアシスタンス 海外緊急サポートデスク」が設置されている国なら、電話や来店でサポートを受けることができます。
一人旅が不安であれば、慣れないうちは、JCBプラザや「JTBグローバルアシスタンス 海外緊急サポートデスク」が設置されている国を旅先に選ぶという選択肢もあります。
そして、必ず海外旅行保険に入っておくこと。
海外旅行保険は、必要経費です。
怪我、病気、盗難など様々なサポートを受けることができます。
海外旅行保険に加入せずに行く旅慣れた方もおられますが、海外で病院にかかると、日本では考えられないレベルの高額の医療費を請求されます。
また、保険に加入していないと、キャッシュなしでは診てもらえません。
万が一死亡した場合、日本への遺体の搬送費用は数百万円にのぼります。
家族に負担を強いることを考えると、海外旅行保険に加入しないという選択肢はあり得ません。
起こりそうなトラブルを事前に想定し、トラブル時に助けてくれる手段を、日本で予め用意しておくこと。
準備次第で、落ち着いて旅に出ることができます。
④ボッチだと色々と寂しいかも
外国で、ましてや一人。
孤独感MAXを想像したら、やっぱり誰か一緒に行く人が欲しい…
初めてなら、そう思って当然だと思う。
でも、行きたかった国に着いてみたら、寂しさも怖さも忘れてしまうぐらい素晴らしい風景があなたを待っています。
寂しいと感じる暇がないぐらい、何もかもが珍しく、興奮と感動、幻滅(笑)の連続です。
幻滅すら振り返ると笑い話になってしまいます。
実際、誰かにいて欲しいと思う時って、食事の時ぐらい。
誰かと語りながら食べたいんじゃなくて、量が多すぎると、シェアする人がいなくて食べきるのが大変だから。
少食の日本人は、海外一人旅には太田胃散が手放せません。
海外一人旅、最初は誰でも怖い
そう、男女関係なく、はじめての海外一人旅は誰でも怖いんです。
あらゆる面で不安でしかありません。
私は初めて海外へ一人旅に出た時、搭乗ゲート前で余裕を装いながらも、内心震えていました。
武者震いではありません笑。
あんなに行きたいと思っていたのに、搭乗ゲートまで来て、やめときゃ良かった…怖いよ〜と、不安と緊張でガクブル震えていたものです。
でも、その初めてがなかったら、自分の休みの時に行きたいタイミングで、行きたい国に行ける今の自分は存在しなかった。
虎穴に入らずんば虎子を得ず(敢えて危険を冒さなければ、望むものを手に入れられないことの例え)です。
最初の一歩を踏み出したからこそ、現地で素晴らしい景色に出会えるのです。
勇気を出した者だけが見られる風景があるのです。
人生は一度だけ。
後悔したくなければ、一人ででも行きたい所に出かけて行った方がいい。
そして、一人で行って帰って来れた時、自分の成長を実感することができます。
誰かと行くのも悪いことではないけれど、一緒に行く人が出てくるのを待つ間に、どんどん時間は過ぎていきます。
私は誰かと一緒に行く旅なんてダサい、悪だと言っているわけではなく、人に合わせるあまり、自分の人生の時間を無駄にしないで欲しいなと思うのです。
誰かと予定が奇跡的にあえば、一緒に行くのは全然ありです。
人と一緒に行くのも、たまにはいいものです。
ただ、そんな時ばかりではない。
本当にやりたいことなら、一人ででもやった方が、死ぬ時に「行っておけば良かった…」後悔しない人生になります。
行きたい国がある方は、コロナが収束したら、ぜひ勇気を出して一人旅にチャレンジしてみてください。