UAE(アラブ首長国連邦)のドバイへの旅行を計画されている方で、スマホの通信をどうしようか迷われている方。
ドバイ国際空港では、旅行者向けのSIMカードを無料で貰うことができます。
ただ、人によっては設定に四苦八苦する可能性があります。
私もそうでした。
※この情報は2019年12月31日〜2020年1月5日の間の情報です。
海外旅行で撮ったたくさんの写真を、スマホの中に眠らせていませんか?
その写真、売れるんです。
写真素材を販売するストックフォトサイトへの投稿で、私は年間9万円ほどのお小遣いを稼いでいます。
旅費の足しにもなっています。
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SIMカードはドバイ国際空港の入国審査場で、無料で貰える
無料のSIMカードは、ドバイ国際空港の入国審査場で貰うことができます。
ただし、入国審査場や空港内に、「SIMカードが無料ですよ」という親切な案内が出ているわけではありません。
知っている人だけが、入国審査官に伝えると貰うことができます。
パスポートに入国のスタンプを押してもらう際に
「Can I have a sim card?」と言えば、入国審査官がスッと渡してくれます。
SIMカードプリーズ!でも全然構いません。
当時、私以外にSIMカードを受け取った様子は確認できませんでした。
貰えるのは現地キャリア「du」のプリペイドSIMカード
パッケージに「TOURIST SIM PACK」と書かれている通り、旅行者用のプリペイドSIMカードです。
この「TOURIST SIM PACK」は、18歳以上の短期滞在の観光客向けとなります。
SIMカードのサイズは
- 標準SIM
- microSIM
- nanoSIM
の3サイズに対応しています。
シムカッターがなくても、自分のスマートフォンのSIMカードのサイズに合わせて簡単に切り取ることができます。
データ容量は別途購入する必要あり
SIMカードには20MB分のデータ通信と、3分の無料通話が最初からついています。
最も、20MB分なんて一瞬で無くなってしまうので、滞在日数に合わせて
- 500MB/7日間(55AED:1600円相当)
- 2GB/14日間(75AED:2200円相当)
- 3.5GB/14日間(110AED:3200円相当)
の、いずれかを購入する必要があります。
データは、duのショップで購入するか、duの公式サイトの「Tourist Offers Tourist data/plan offers」からもクレジットカード決済で購入することができます。
SIMカードのアクティベーションは自分で行う(難易度高)
スマートフォンの通信設定が苦手な方は、ここが一番ハードルが高いのではないかと思います。
SIMカードを差し込んだだけでは、通信することができません。
「アクティベーション」という、SIMカードを有効化する設定が必要です。
私は、ドバイ国際空港のターンテーブル横にベンチがあるので、そこでSIMカードを交換し、アクティベーションの作業を行いました。
アクティベーションの手順は
- スマートフォンのSIMカードをduの物に交換する
- 「*112#」とダイヤル発信する
- 「1-Activate Sim Card」を選択
- 自身のパスポート番号(9桁の英数字)を入力
- パスポート番号の確認画面が出てくるので、「1.Confirm」を選択
- 国籍を入力(日本人なら「Japan」)
- 国籍の確認画面が出てくるので、「1.Confirm」を選択
- UAEへの入国日を入力(例:2020年1月2日なら02012020)
- 確認画面が出てくるので、「1.Confirm」を選択
- 自分のメールアドレスを入力
- 確認画面が出てくるので、「1.Confirm」を選択
- SMSで、UAEでの電話番号と、アクティベーション完了通知が送信される
ところが、これでアクティベーションが完了したかと思いきや、そうではなかったのです。
結局、空港内のduのカウンターでアクティベーションしてもらう
かっこ悪い話ですが、途中までアクティベーションを頑張ってみたけど、ダメでした。
電子機器の設定にはある程度自信があるつもりでしたが、完全に出鼻をくじかれました。
自力でのアクティベーションを諦め、空港内のduのカウンターの行列に並び、待つこと約30分。
カウンターのインド人かパキスタン人のお兄さんに、ごめんねと思いながらduのSIMカードのパッケージと、設定が途中までの画面を見せて困り顔で「I Can’t activation.」と言うと、途中から設定を引き継いでくれました。
入国審査場で貰ったSIMカードを持って、duのカウンターで設定してもらうという流れは、OKなのかNGなのかわかりませんが、かなり四苦八苦したのでとても助かりました。
「データチャージもするか?」と聞かれたので、その場で75AED(約2200円)で2GBのデータ容量を購入。
滞在日数は4日間で、宿に無料Wi-fiもあるし、2GBで十分でした。
duのSIMカードでの通信は全く問題なし
データ通信で特にストレスを感じることはありませんでした。
ドバイでもアブダビでも、GoogleマップやFacebook、instagram、ブラウザでの検索などを使うのに、速度的に何ら問題ありませんでした。
通話をする必要がなかったので、通話品質については不明ですが、データ通信で遅いと感じることは全然ありませんでした。
ただ、容量が2GBだったので、duの通信を使うのは外出時だけ。
宿に戻ったらすぐに宿のフリーWi-fiに切り替えて、ギガを節約しながら使っていました。
スマホを使うなら、現地のSIMカードの利用が圧倒的に安い。
Wi-fiのレンタルやキャリアの海外定額プランなど、海外でスマホを使う手段はいくつかありますが、現地のSIMカードの利用が一番安く、旅費が節約できます。
通信費が高い順に並べると、
日本のキャリアの海外定額プランは、通信料が割高なのでおすすめできません。
過去にSoftBankで「最大2,980円/日」の海外定額プランを5日間使ったことがありますが、翌月の請求額が3万円を超え、いくら国際電話の必要があったとはいえ、Wi-fiをレンタルすべきだったと後悔したことがあります。
あと、海外で現地のSIMカードのゲットにチャレンジしてみることは良いことですが、通信を確保できない場合、観光中にグーグルマップで現在位置を確認できなかったりと、何かと不便です。
日本で海外用のSIMカードを購入した場合も、現地でうまく通信できないケースがあります。
現地で確実に通信を確保したい時は、Wi-fiをレンタルしておくのが一番確実です。
現地のSIMカード利用は、SIMフリーのスマホが必須
そもそもなのですが、普段日本で使っている通信キャリア以外のSIMカードを利用する時は、国内であろうと海外であろうと、
- SIMロックが解除されているスマートフォン
- SIMフリーのスマートフォン
このどちらかである必要があります。
SIMロックが解除されていないスマートフォンを持っている方は、
- 解除が可能な機種であればSIMロックを解除する
- SIMフリーのスマートフォンに買い換える
このどちらかにする必要があります。
SIMロックを解除せず、そのままスマートフォンを持っていく場合は、Wi-fiルーターをレンタルすればOK。
海外旅行では、スマートフォンがライフライン。
パスポートの次に、なくてはならないツールになりつつあります。
スマートフォンは、通信できなければ便利さを享受できません。
海外での通信の確保は、事前にしっかり調査した上での利用をおすすめします。