海外旅行前、旅行中に風邪をひいてしまった時の6つの対策

風邪をひく 旅のハウツー

旅行の出発日が迫っているのに、風邪をひいてしまった・・・!私は海外に行く時、2回に一回はやらかしています。

正直、働いていると、旅行に合わせて体調をベストな状態に調整するのって、ほんと大変です。

いくら注意していても、ひいてしまうのが風邪。旅行前であろうがなかろうか、風邪のウイルスは、都合なんて考えてくれない。

そして、2回に一回は行く前に風邪をひいてしまうんですよね・・・

発熱していると検疫に申し出たりと面倒なことになるし、何よりも機内で周囲の人に移してしまう可能性もあります。

そこで、私が旅行前や旅行中に、風邪をひいてしまった時、実際にやっている対策をご紹介します。

①すぐにお医者さんに行って、薬をもらう

旅行前なら、怪しいなと思った時点で、すぐにかかりつけのお医者さんに行きます。

風邪なのかどうかがはっきりわかるし、お腹もおかしいなと思っていたら、胃腸風邪だったこともあります。

診察時に海外旅行に行くと伝えて、短期なら帰国までの日数分、長期なら一週間〜二週間分の薬をもらいます。

お医者さんがくれる薬って、症状を多少は軽減させてくれるけど、割と効き目がマイルドだし、すぐに治るわけではない。

そもそも、風邪を治す特効薬はないので「ガーンと効くきつい薬が欲しいです」と要求したところで「あのね・・・」と説教されるのがオチです。

でも繰り返しますが、何の風邪なのか知っておくだけでも意味があります。

胃腸風邪なら、積極的に発酵食品を食べたりしてお腹の調子を整えたり、あまり胃腸に優しくないものは控えたり、放っておいて悪化させるよりは百倍マシ。

②背中の上部にある「風門」というツボにカイロを貼る

風門というツボは、背中の両方の肩甲骨の間にあります。

風邪はここから入ってくると言われていて、風邪の引き始めにゾクゾクするのはこの場所です。

ひき始めに「風門」にカイロを貼っておくと、症状を軽減させ、なおかつ風邪をこじらせることなく、早く治すことができる時があります(※あくまでも民間療法で、個人差があります)。

そして貼るカイロは、旅行の日数分用意しておきます。出発前はもちろん、フライト中や現地に到着してからも、風邪が治るまでは寝る時以外ずっと、服の上から貼っておきます。

肌に近いインナーに貼ると、低温やけどを負う可能性があるので、インナーには貼らないでくださいね。

余談ですが、以前うっかり背中にカイロを貼ったまま、日本の空港の保安検査を受けたことがあります。

カイロには細かな鉄粉が含まれているため、金属探知機に引っかかるのではないかと思い、係員の方に「背中にカイロ貼ってるんですけど、剥がした方がいいですか?」と聞いたところ、そのままでいいと言われたので、背中に貼ったまま金属探知機を通過しました。

カイロを貼ったままでも金属探知機には反応しませんでしたが、係員の対応はその時によって変わってくると思うので、貼っていることを伝えた上で、係員の指示に従いましょう。

③ビタミンCのサプリを小まめに摂取する

風邪をひいた時は、ビタミンCを飲むといいという意見と、飲んでも効果がないという意見があり、両方の意見について根拠を調べてみても、よくわかりません。

正直、これは完全に私個人の体感なのですが、風邪の時にビタミンCのサプリをこまめに飲んでいると、風邪をこじらせにくくなったことがあります。

風邪を引きそうな兆しが感じられた時、例えば喉がちょっとカサカサする・・・そんな時にビタミンCのサプリをこまめに飲んでいると、私の場合、喉のカサつきが軽減します。

だから風邪をひいていようがいまいが、旅行前は特に、こまめにビタミンCのサプリを飲むようにしています。

飲んでいるのは、安価なDHCのものです。ビタミンCは元々、原材料の単価が安いので、高いものを飲まなくてもDHCので十分です。

ビタミンCのサプリは、旅行にも持って行きます。機内は乾燥していて喉の粘膜が弱るので、機内食の時や、喉が乾いたタイミングでちょこちょこと飲んでいます。

旅行先でも、朝晩に飲んでいます。

④ルルアタックEXを飲む

私の場合、お医者さんで貰った薬より、ルルアタックを飲んだ方が、喉の痛み、頭痛、咳、風邪特有のだるさといった不快な風邪の症状が劇的に楽になるんです。

あまりにも楽になるので、強力な症状の押さえ込み加減から、命の前借り感がしなくもない。でも、旅行真っ只中だとものすごく助かります。

ルルアタックEXは1日3回(食後)、1回に2錠飲むんですが、4日分で1,700円前後と、ちょっと割高です。だけど、この効き目を知ってしまってからは、風邪をひいていなくても必ず日数分は持っていくようにしています。

念のため、お医者さんで処方された薬とは併用しない方が良いと思います。

⑤咳が辛い時は「龍角散のどすっきり飴」を舐める

風邪で咳が辛い時、咳止めの薬を飲むのもいいですが、お医者さんでもらった咳止めの薬、私の場合はあまり効かない時が多いんです。

薬の効果を否定する訳ではありませんが、この龍角散の飴、あくまでも「私の場合は」ですが、下手な咳止めよりも楽になるんです。

でも、私は飴があまり好きではない上に、この飴は美味しくない。いや、はっきり言って不味いです。独特の生薬の香りがするというか・・・

でも飴嫌いの私が、咳で辛い時は進んでこの不味い飴を食べるというのだから、この飴のスゴさがお分かりいただけるかと思います。

この飴も、風邪をひいていなくても、必ず袋で持って行きます。ドラッグストアで特価の時なんかは198円で買えたりするので、コスパも最高。

シークヮーサー味とか、ローヤルゼリー入、ブルーベリー味など色々あるんですが、オーソドックスな青袋のこの飴が一番効き目があります。

一つずつ個包装されているタイプも、念のためカバンの中に入れておきます。

余談ですが、以前旅先で風邪をひいた同行者に、ルルアタックEXと、この飴をセットであげたことがあるんですが、「この飴で咳が楽になる」と言っていました。

龍角散の昔ながらの粉末タイプが最強といえば最強なんですが、粒子の細かい粉が飛び散るし、ニオイもまあまあスゴイので、旅行に持って行くにはちょっと不向きかなと思います。

⑥ダイソーの「アルミ保温ブランケット」を宿の布団に仕込む

100円ショップ、ダイソーで売っている、災害用品の「アルミ保温ブランケット」。

130×200センチとしっかり大きいんですが、折りたたんだ状態だと小さいし軽いものなので、暑い国だろうが寒い国だろうが、夏だろうが冬だろうが必ず持って行きます。

朝晩でかなりの寒暖差があると、夏でも晩は冷え込むパターンがあります。

もちろん部屋の空調も調節しますが、宿の布団だけじゃちょっと寒い時があります。

風邪をひいている時は特に、布団とベッドカバーの間に、このアルミ保温ブランケットをはさんで暖かくして寝ます。
アルミ保温ブランケット

100円だし、持っていると災害時にも使えるので、家族の分も含めていくつかストックしています。

ホテルなんかに泊まっている時は、部屋の掃除の時に捨てられちゃうと困るので、朝起きたらアルミブランケットは畳んで片付けておきます。

その他にやっていること

上記の対策以外にも、こんなことをしています。

  • 機内や宿で寝る時はマスクを着ける
  • 機内や寝る時、また寒い国ではユニクロのヒートテック腹巻きを着用
  • 首を冷やさないよう、ネックウォーマーをつける

マスクは、風邪をひいていない時でも、長時間フライトの時は着けるようにしています。

特にフライト中は冷えることが多く、ブランケットを追加でもらうのもいいんですが、エコノミークラスのブランケットはペラペラで頼りない。

私はいつも大判ストールや、コンパクトに持ち運べる、ユニクロのウルトラライトダウンのジャケットかベストを活用して、体を冷やさないように心がけています。

海外旅行保険に必ず!加入する

これは対策とはちょっと違うんですが、海外旅行保険に必ず加入してから旅行に出かけましょう。

風邪が重症化して肺炎を起こしたりすると、もう自力で治すことはできません。海外の病院で自費で治療を受けると、数百万からの費用がかかります。

病気になることなく帰国することがほとんどだし、保険料は結構な金額なので、なるべくなら加入せずに行きたいというのが本音だと思いますが・・・

海外旅行保険は、遠くであろうと近くであろうと、距離に関係なく、必須であり、保険料は必要経費です。

クレジットカードの保険でも構いませんが、年会費無料の一般カードだと、デスクに電話がなかなか繋がらなかったり、キャッシュレス診療が受けられないケースもあります。

そして、クレジットカードの保険を活用する時は、保険が適用される条件に注意が必要です。

海外旅行保険が「自動付帯」である場合は、持っていくだけで海外旅行保険のサービスを受けることができます。

しかし、クレジットカードに付いている海外旅行保険が無条件で適用されないケースもあります。それは、「利用付帯」である場合。

「利用付帯」の場合、出発日に、空港までの交通手段でカード決済した時に、海外旅行保険が適用されます。

もし空港までタクシーに乗車し、クレジットカードではなく現金で支払ってしまうと、クレジットカードの海外旅行保険は利用することができません。

クレジットカードの保険の適用条件や補償の内容をよく確認した上で利用し、内容に不安な点があれば、当日に空港で海外旅行保険に加入するか、ネットで事前に加入しておくと良いでしょう。

6つの対策と、海外旅行保険の加入で、風邪で崩した体調を少しでも早く回復できるようにしておきましょう。

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