海外旅行時に、小さな怪我をすることがたま〜にあります。ふとした時に指先を切ったり。
こういう病院に行くほどではない傷の処置に便利な「液体ばんそうこう」は、ポリマーの皮膜がバイ菌や病原菌が傷口から入るのを防いでくれるので、コロナ時代の旅行にも絶対に便利に間違いなし。
今回、家で包丁を使っている時にうっかり指先を切ってしまい、縫うほどではないものの、結構血が出てきました。
私がやっている傷口の処置を、指先を例にあげてご紹介します。
①まず出血が止まるのを待つ
ズバッと切ってしまった時。コロナ時代の怪我は、口で傷口を舐めたり、血を吸ってはいけません!
指先にウイルスが付着している可能性もあるし、逆にウイルスを傷口から侵入させてしまう危険性もあります。
傷口を水で流し、清潔なガーゼやティッシュ等で拭き取り、メンソレータムを分厚く塗って絆創膏を貼ります。
指先なら、ガーゼの指サックをはめて、出血が止まるのを待ちます。
②液体ばんそうこうを塗る
出血が止まったのを確認したら、液体ばんそうこうを塗ります。
今回は「液体ばんそうこうリュウバンS」を買ったので、これを使います。
①で貼った絆創膏を剥がし、液体ばんそうこうを、傷口に塗ります。
切り傷の場合は、傷口がパカパカ開かないように、上からしっかり押さえるように、付属のヘラで薄く塗ります。
乾くまでそっとしておき、完全に乾いたら、もう一度同じ場所に上から薄く塗り重ねます。
再度、しっかり乾かします。
③上から絆創膏を貼る
液体ばんそうこうの上から、さらに絆創膏を貼ります。
私は指先を怪我したので、指先専用の絆創膏を貼りました。
指先用の絆創膏は日頃から常備していて、海外旅行にも絶対に持って行っています。指先の怪我は、普通の絆創膏だとすぐに剥がれてしまうから。
上から絆創膏を貼るのは、液体ばんそうこうは、摩擦で剥がれてしまうことがあるから。
傷口がちょっと大きかったり深い時は、上から貼って、液体ばんそうこうが剥がれるのを防いだ方が安全です。
④ガーゼの指サックをつける
指の怪我の場合、指先用のバンドエイドですら取れてしまう時があります。
それは、手洗いや炊事の時。自炊できる宿に止まったら料理をしたり、あとお風呂に入った時には、耐水性のバンドエイドでも剥がれてしまいます。
バンドエイドが取れないように、指先の怪我の時は、ガーゼの指サックをバンドエイドの上から被せておきます。
⑤ガーゼの指サックの上から、ビニールの指サックをつける
お風呂で髪を洗ったり、炊事をしたりしていると、ガーゼの指サックは滑りが悪く、指先が使いにくいので、さらに上から薄いビニールの指サックを被せます。
下まですっぽり被せたらこんな感じ。↓
ガーゼの指サックに汚れが付きにくいし、指先がだいぶ使いやすくなります。
でも、炊事や入浴時には、ビニールの指サックをしていても、中まで水が入ってくるんですが、傷口を塞いでいる接着剤の剥がれは大分抑えてくれます。
傷口が開くとバイ菌が入ってくるし、接着剤の剥がれはできる限り防ぎたいところ。
ビニールの指サックをしていると、怪我をしていても比較的指先が使いやすいんです。
とはいえ、この装備でガンジス川級の不衛生な川には入らない方がいいと思います。。
今回使ったビニールの指サックは、100円ショップで売っている10個入りのもの。
濡れた指サックはこまめに取り替える
一日の終わりや、炊事が終わったタイミングで、濡れた指サックは外します。単純に、濡れて気持ちが悪いから。
そして、バンドエイドも濡れているので、乾いて清潔な物に取り替えます。
このバンドエイドを剥がす時が要注意!
そっと剥がさないと、液体ばんそうこうが一緒に剥がれて、傷口が開いてしまいます。
液体ばんそうこうが剥がれそうになっていたら、上から薄く塗り足し、乾かしてからバンドエイドを貼ります。
過去イタリアに行った時、空港でカバンの中を探っていて、ガイドブックの表紙で指先をズバッと切ってしまったことがあります。
そんな時に、今回やったような処置をしていたら、もっと旅が快適だったかもな〜と思います。
救急用品は十分な準備を
怪我に備えて、私は大小のバンドエイドと、指先用のバンドエイドを多めに持って行きます。
毎日取り替えないといけない時に、予備がないと困るからです。
旅先でも絆創膏は手に入れられますが、国によっては品質面で不安があったり、不意に怪我をした時に探し回るようでは、怪我の処置がすぐにできなくて困るので、日本から持って行くのがおすすめ。
おすすめは、セリアで売っている「キズテープ」。標準タイプと指先タイプが6枚ずつ入っています。滞在期間にもよりますが、何箱か買っておけば安心。
セリアのキズテープに比べたら高いですが、ケアリーヴの絆創膏はしっかり貼り付いてくれて、剥がれにくいのでおすすめです。8枚入なので、最低でも二箱は買っておきます。
あと、傷薬は12gの小さめのメンソレータムと、オロナインH軟膏の二種類をいつも持って行っています。
効能はやや被る部分はありますが、オロナインH軟膏は軽い火傷にも効きます。
軽い傷なら、メンソレータムを厚塗りして絆創膏を貼っておくと治りが早いのです。ロート製薬の12gのメンソレータムは小さくてコンパクトなので、街歩きの時に、カバンにも入れておけます。
あとは100円ショップでも売っているガーゼの指サックと、ビニールの指サックも入れて行きましょう。
旅先で救急用品が急に必要になった時に、パッケージが読めればいいのですが、文字が読めない国に行く機会が多ければなおさら、備えは十分にしておく必要があります。
そして、自分で処置できない怪我をすることも全くないとは限りません。
そんな時のために、海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。海外旅行保険は必要経費で、ケチってはいけません。
カード会社に付帯している保険があれば入る必要はないかもしれませんが、年会費無料のカードの場合は注意が必要です。
年会費無料のカードによくあるのが「利用付帯」。海外旅行へ行く当日に、空港への交通手段でカード決済しないと、海外旅行保険が適用されないのです。
それと、年会費無料の一般カードの場合、デスクに電話がすぐに繋がらないということもあるようです。
カード会社に付帯している保険なら、海外旅行保険に強いカードでなおかつ、ゴールドカードなど上級会員であれば多少は安心ですが、キャッシュレス診療ができるかどうか、付帯している保険にどのような補償が付いているのか、条件などをしっかり確認しておき、不安であればやはり海外旅行保険に加入しておくのがベストです。