スーツケースに荷物を詰めていると、気になるのが重量。
エコノミークラスは、機内預け(機内持ち込みではない)のスーツケースの重量の上限は23キロ。
最近の中東系の一部の航空会社(エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空など)は、エコノミークラスの上限が30kgと、随分とゆとりがあります。
機内持ち込みの手荷物の上限は、5kgだったり8kgだったり、航空会社によってまちまちです。
自分のスーツケースや機内持ち込みの手荷物が規定の重量内に収まっているのか、空港のカウンターでチェックインするまでに確認しておく必要があります。
スーツケースやボストンバッグは、体重計に載せても、重量を確かめるのがちょっと難しいですよね。
スーツケースを持って体重計に乗れば、総重量ー自分の体重=スーツケースの重量が出てきますが・・・スーツケースを持つと、体重計の表示が見えないんですよね・・・
おまけに、旅先の宿に体重計があるとは思えません。
そこで、荷物専用のラゲッジチェッカー(ラゲッジスケール)の出番です。
ラゲッジチェッカーを使えば、航空会社のカウンターに行く前に、荷物の重量を確かめることができます。
こちらは、マッキーノ(MAQUINO)のラゲッジチェッカー。2015年の8月に、ヨドバシカメラで2,376円で購入したもので、5年ほど前のものなので、ちょっと古いモデルです。
ただ、現在、各メーカーから販売されている物を見ても、形や軽量方法はそんなに変わりません。
私が持っているマッキーノのラゲッジチェッカーのサイズは取手の長さ15センチ✕厚さ3センチ、重さはたったの95g。手に持っても重みは殆どありません。
使い方は簡単です。
一度全部の荷物をつめてみて、スーツケースをしっかり閉じましょう。重量を調節するのに開け閉めする可能性があるので、スーツケースベルトはまだ着けなくて構いません。
1.ラゲッジチェッカーの電源ボタンを長押しして電源オン
電源ボタンを長押しすると、最初にこのような表示になります。
しばらく待っていると「0.0kg」という表示になります。
2.スーツケースの持ち手に通す
「0.0kg」の表示が出たら、計測できます。画像のようにスーツケースの取っ手に通します。
しっかり通したら、引っ掛け金具を、一方の金具に引っ掛けます。
3.引っ掛けたラゲッジチェッカーでスーツケースを持ち上げる
しっかり引っ掛けられていることが確認できたら、チェッカーの取っ手を両手でゆっくり持ち上げ、液晶の表示を確認します。
画像では撮影の都合で片手で持ち上げていますが、危険ですので必ず両手で持ち上げてください。
重量が表示されるのは、スーツケースを持ち上げている間だけ。
画像ではスーツケースの中身はほとんど何も入っていない状態なので3.9kgという表示になっています。
ちなみに、しばらく使用しないと電源が自動的にオフになります。オフになった時は、また長押しすれば電源をオンできます。
スーツケースだけでなく、機内持ち込みの手荷物も一緒に計っておきましょう。
行く時よりも、帰国時に役立つラゲッジチェッカー
ラゲッジチェッカーは、旅先にも持って行きます。
私の場合、帰国時の方が、お土産など買い物したものが加わるので、機内持ち込みの手荷物も、スーツケースもいっぱいになります。
帰国日の前日には宿で荷造りを済ませて、重量を確かめておきます。
配送や郵便事情が悪くない国であれば、超過した荷物分を、小包で日本に送るという手段もあります。
同行者(日本から一緒に来た家族や友達に限る)のスーツケースや手荷物の重量が規定内に収まっているようであれば、超過した荷物を頼んで入れてもらうこともできます。
また、以前、同行者がたくさん買い物をして、スーツケースに詰め込んだら、23kgを大幅に上回ってしまい、宿の中で何とか規定内の重量に収めようと格闘していました。
ラゲッジチェッカーでスーツケースの重量を確認していたおかげで、チェックイン時のカウンターでの計量では、ギリギリセーフで預け入れることができました。
あまり無計画に買い物をしまくると、帰国日の前日に重量オーバーで慌てることになりかねません。
買い物の量が心配であれば、宿で一度スーツケースに入れた状態で計ってみると、あとどれぐらい買い物できるか予想することができます。
空港で「超過しちゃった!どうしよう!」と焦って、その場で中身を調節するのはちょっとみっともないですよね。
これ一つ荷物の中に入れて行った方がよっぽどスマートです。
LCCに搭乗する場合、荷物の重量規定がよりシビアなので、ラゲッジチェッカーは必須。
おすすめのラゲッジチェッカー
こちらのラゲッジチェッカーは、サイズは取手の長さ16センチ✕幅3センチ。最大50kgまで計ることができます。
送料無料で1,280円。お値段もお手頃で、私のラゲッジチェッカーとほぼ同じサイズ感で、同じ機能の物が半額で買えます。
次に紹介するのは、ドイツ・ADE社の手荷物計量機、ラゲージスケール。
取手の長さ14センチ✕幅4センチ。最大50kgまで計ることができますが、税込で2,750円。
ちょっと高いんですが、基準重量設定ボタンで設定した重さを超えると、ランプの点灯で重量オーバーを知らせてくれるんです。
安心のドイツ製で、持っていて嬉しくなる「道具」ですね。
チェックインカウンターで重量オーバーになると、高額の超過料金を請求されてしまいます。
そうならないように、重量内に荷物を収めて、楽しい旅を!