慣れない環境、長時間の移動・・・海外旅行は体調が悪くなるきっかけが沢山あります。
おまけに、出発前から少し風邪気味だったり、忙しくて旅行当日に合わせた調整できない人もいるのでは。私もそうです。出発日までに風邪を完治できなかったり、出発の数日前から風邪を引いてしまった・・・なんてことが過去に何度かありました。仕事が忙しいと、旅行までの体調管理って難しいな〜と思います。。
現地調達は、薬に関してはほぼ「できない」と思っておいた方が良いでしょう。その土地の言葉や英語があまりできない場合、薬局で自分の症状をうまく伝えられないし、薬のパッケージを読んでも、何の薬かわからないから買えない。処方箋がないと薬を買えない国にもあるようです。
最も、病院に行かなければならないほどの症状が出た場合は、病院で処方された薬を飲むべきですが、薬で緩和できる症状であれば、日本から薬を持って行き、それを飲む!それに限ります。
私が海外旅行にいつも持っていく薬はこれ!
- 整腸剤(ビオフェルミンS、強ミヤリサン)
- 下痢止め(ストッパ、セイロガン糖衣A)
- 鎮痛剤(ロキソニンS)
- 胃薬(太田胃散、ガスター10)
- 風邪薬(ルルアタックEX、葛根湯)
- 傷薬(メンソレータム、オロナインH軟膏)
- 絆創膏(セリアの「キズテープ」)
- 経口補水パウダーとブリーズライト(鼻孔拡張テープ)
整腸剤
お腹の調子が悪い時や下痢で弱ったお腹には、ヒトにはヒトの乳酸菌ビオフェルミン!優しくお腹を整えてくれます。私が初めての海外旅行の時に起こした旅行者下痢による腹痛、体調不良時に大活躍。一日ホテルで寝込みましたが、おかげで翌日には治りました。一番少ないのがビオフェルミンSの45錠入ですが、45錠入のみ個包装になっており、携帯に便利なタイプです。日数に合った量を持っていきます。
一週間以上滞在する時は、強ミヤリサンを持っていくこともあります。強ミヤリサンは、生物でもっとも耐久性があると言われている、酪酸菌(宮入菌)を主成分とした整腸剤です。90錠入のビンを持って行って、毎日朝と晩に飲んでいます。
下痢止め
下痢止めは二種類用意します。ストッパのような、緊急時に水なしでも飲めるものと、セイロガン糖衣A。
私は街歩きなど、観光中も持参した薬を全種類、少量ずつ携帯しているんですが、街を歩いている時は、水なしでも飲める下痢止めを。
あとはセイロガン糖衣A。正露丸ではなく「セイロガン糖衣A」です。
なぜ正露丸ではなく「セイロガン糖衣A」なのかというと、正露丸の強烈な臭いは、瓶やパッケージを軽々と超えてくるからです!一度、旅行前に荷物を準備している時に、正露丸を入れてスーツケースを閉め、翌週に開けたところ・・・正露丸の臭いが充満してしまい、しばらく臭いが取れなかったことがあります。
正露丸の瓶をラップで巻いて、ジップロックを二重にしてもダメ。ニオイのない「セイロガン糖衣A」を選ぶべきだったと痛感した出来事でした。
鎮痛剤
私は疲れが溜まった時に頭痛になりやすいのですが、頭痛を放置したまま観光すると楽しさも半減するので、薬の力で抑えこみます。女性であれば、生理痛もありますよね。
私は色々な痛みに対応できる「ロキソニンS」を持って行きます。1回1錠で、胃への負担も少ないので、最近はこれ一択です。
胃薬
疲れ、慣れない場所で続く緊張、いつもと違う食べ物、そして美味しさのあまり食べ過ぎたなどで、胃の調子が悪くなることがあります。
私は、消化を助けるために、旅行中は分包タイプの太田胃散を朝晩に飲んでいます。苦い粉の薬ですが、錠剤タイプの太田胃散Aでもいいでしょう。
それから、急に胃痛が起きる場合もあるので、そういう時は太田胃散ではなく胃痛、もたれ、胸やけ、むかつきを解消してくれる「ガスター10」です。
疲れからなのか、観光中、急に胃がチクチクする不快感があった時に、携帯している水で「ガスター10」を飲んだら、少し経つと胃痛が解消されました。
消化を助ける消化剤「太田胃散」と、急な胃の不快感を抑える「ガスター10」の黄金コンビに助けられています。
風邪薬
風邪をひいていない時は、いらないだろ〜!と軽視しがちな風邪薬(私だけ?)。でも、あることがあってから風邪薬は必ず日数分以上を持っていくようにしています。
あること、というのは、出発日の前日に風邪の症状が悪化。発熱してはいなかったのですが、引き始めのしんどさから考えると、きっと現地で一日二日は寝込むかもしれないな〜・・・と思っていました。
前日に慌てて、ドラッグストアで強力だと評判の「ルルアタックEX」を購入。あと、ルルアタックと併用はできないんですが、この時あんまり判断力がなかったんでしょうね〜・・・ドリンクタイプの葛根湯3本と、クラシエの葛根湯エキス顆粒Aを買って持って行きました。
乗った飛行機の中で、最初は葛根湯を飲んでいたんですが、これはもう葛根湯では抑え込めないと感じて、2回目の機内食でルルアタックEXを飲みました。
飲んで30分もすると、あら不思議。なんだかとっても楽。風邪の不快な症状がぜ〜んぶなくなった・・・!ウソー!これはすごい!と思ったんですが、薬が切れてくると、元に戻るんですね〜笑。
だから、朝昼晩、食後のタイミングで必ず飲むようにしていたら、旅行中に運よく治ってしまいました。
この経験から、海外旅行の時は絶対ルルアタックEXを持っていくようにしています。ちょっと高いけど、効果は抜群です。(個人差はあります)
ルルアタックのような薬と葛根湯の併用は良くないそうなので、風邪の症状がだいぶ収まってきた時、ルルアタックEXを飲むのをやめて、疲労にも効く葛根湯を旅行が終わるまでずっと飲んでいました。
そしてその時に余ったルルアタックEXは、旅行中に風邪をひいてしまった同行者に全部あげたんですが、やっぱり飲んでいる時は症状が楽になると言っていました。
傷薬
傷薬も、12gの小さめのメンソレータムと、オロナインH軟膏の二種類を持って行きます。
効能はやや被る部分はありますが、オロナインH軟膏は軽い火傷にも効くからです。
軽い傷なら、メンソレータムを厚塗りして絆創膏を貼っておくと治りが早いです。ロート製薬の12gのメンソレータムは小さくてコンパクトなので、街歩きの時に、カバンにも入れておけます。
絆創膏
地味にないと困るんですが、現地でも調達できます。ただ、怪我をしてから現地で探し回るのは面倒なので、これも日本から各種サイズを持参して行きます。
特に、指先専用なんてのは、外国であまり見かけないような気がするので・・・(私が知らないだけかもですが)
おすすめは、セリアで売っている「キズテープ」。標準タイプと指先タイプが6枚ずつ入っています。2箱ほど買っておけば安心。
薬じゃないけど一緒に入れているもの
「経口補水パウダー」と、「ブリーズライト(鼻孔拡張テープ)」も持って行きます。
「経口補水パウダー」は、下痢や熱中症の時などに。幸いまだ出番はありませんが、必ず持っていっています。
「ブリーズライト(鼻孔拡張テープ)」は、フライト中の鼻づまりに。長距離フライトでは特に、鼻づまりで苦しくなってきます。鼻で息ができないもんだから、ただでさえ乾燥した機内なのに、口で呼吸を始めると、口の中はもうカラカラになってしまいます。
機内で鼻がつまり始めたのを感じたら、すぐにこのブリーズライトを鼻に貼ります。貼ると結構すぐに鼻が通り始めるので、一度体験すると、これはもう手放せないアイテムです。
薬は街歩きに必ず携帯する!
薬は日数分+αの量をメインのお薬ポーチに入れて行きますが、それとは別に、チャック袋に小分けにして、街歩きであろうとフライト中であろうと、常にカバンの中に入れておきます。
頭痛が起きたり、胃が痛くなったり、お腹の調子がおかしくなったりした時には、観光が続けられるよう、すぐに飲みます。
でも、薬を飲んでもあまり良くならない時は、無理せず早めに宿に帰り、ゆっくりくつろぐのも、なかなか良い過ごし方だと思います。
人によっては、お医者さんが処方した薬が必要な場合もありますが、旅でよく起こる不調にはだいたい対応できるはずです。
そして、症状が悪くなり薬でも治らない場合は、病院に行けるよう、海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。