海外旅行でクレジットカードはもはや必須。
いつも使っているカードのほか、予備で作ったカードもお財布に入れて…
さあ出発!…といきたいところですが、ちょっと待って。
出発前にやっておくことがあるんです。
この記事では、海外旅行に持って行くクレジットカードで必須の事前準備について紹介しています。
特に、慣れない海外旅行で、いつも使わないクレジットカードを持って行く方に読んでいただきたい内容です。
クレジットカードは2〜3枚用意する
「海外旅行に持って行くクレジットカードで必須の事前準備」について説明する前に、クレジットカードの枚数とカードブランドの組み合わせについての説明をさせてください。
海外旅行にはメインカードの他、予備も含めて2〜3枚持って行くのがおすすめです。
なぜかと言うと「盗難にあったり、紛失した時の予備カードとして必要だから」。
また、海外での決済は通常の利用パターンと異なるため、カード会社のセキュリティが発動し、レジでカード決済ができない場合もあります。
そんな時は現金で対応すればいいのですが、手持ちの現金が少なくなっている時は、なるべくカードで支払いたいもの。
そんな時のために、別のカードをサッと出せるようにしておくと安心。
組み合わせは「2枚ともVISA」とか「2枚ともMaster」ではなく
- VISAを1枚、Masterを1枚
- VISAを2枚、Masterを1枚
のように、ブランドを分けて持って行きます。
JCBやアメックスは使える国が限られるため、使える国に行く場合は
- JCBかアメックスを1枚
- VISAを1枚
- Masterを1枚
といった持ち方がおすすめ。
世界各国のJCBのトラベルデスクは、日本語でのサービスや特典が受けられます。
アメックスの海外旅行に特化したデスクも、日本語でサポートが受けられるため非常に便利。
JCBやアメックスが旅先で使える場合は、ぜひ持って行きましょう。
海外旅行に持って行くクレジットカード、一週間前までにやっておくべきこと3つ
①一週間前までに、カード会社に旅行予定を連絡する
大体一週間前に迫ってきたあたりで、持って行くカードのカード会社に電話かネットで旅行予定を連絡をしておきます。
この手続きをしておくことで、一時的にカード会社のセキュリティを解除することができます。
カード会社は、不審な決済がないかどうか24時間365日モニタリングしています。
通常の利用パターンとは異なる決済があった場合、カード会社の不正利用検知システムが働き、決済を一時的に停止します。
非常に信頼できるシステムなのですが、海外でクレジットカードを利用すると、時々カード会社の検知システムに「不正利用」と判断されてしまい、支払いができない時があります。
不正利用検知システムのセキュリティを一時的に解除するため、
- 行く国(経由する国も含める)
- 日程
この2つをカード会社に伝えておきます。
ただ、この手続きでセキュリティがゼロになるわけではありません。
旅行予定を連絡をしたところで、セキュリティに引っかかって支払いができなくなる時が実際にあるので、予備のカードか現金で対応できるよう準備しておきましょう。
②海外旅行が決まった時に、クレジットカードの暗証番号を確認しておく
海外旅行が決まったら、すぐにでもやっておきたいのが「持って行くクレジットカードの暗証番号確認」です。
日常的に使っていないクレジットカードは、暗証番号を忘れがち。
海外でのクレジットカード払いで暗証番号を求められる場面は多々ありますが、いつも使っていないクレジットカードだと、番号がわからなくて買い物ができない!なんてことも…現地で気づいてしまっても、時すでに遅しです。
クレジットカードの暗証番号がわからない場合、カード会社に問い合わせても、回答は郵送で送られてくるのを待たねばなりません。
カード会社への暗証番号の確認は、直前だと出発に間に合わないので、海外旅行が決まった段階で早めに確認しておきましょう。
③クレジットカード会社の緊急連絡先を控えておく
旅行先でクレジットカードを紛失したり盗難に遭った時、第三者が使われないよう、早急にカードを止めなければいけません。
カードを止めるにはクレジットカード会社の緊急連絡先への連絡が必要です。
緊急連絡先は、カードの裏側に記載されていますが、最近ではナンバーレスカードの登場で、券面に緊急連絡先が記載されていないケースもあります。
自分が持っているクレジットカードの緊急連絡先はどの電話番号なのか、カード会社のサイト等で確認し、スマホに電話番号を登録しておきましょう。
スマホも盗難に遭ってしまうと、電話番号がわからなくなるので、小さなノートにメモしておくと安心です。
まとめ
海外旅行に持って行くクレジットカードの事前準備として、
- 一週間前までに、カード会社に旅行予定を連絡する
- 海外旅行が決まった時に、クレジットカードの暗証番号を確認しておく
- クレジットカード会社の緊急連絡先を控えておく
この3つをご紹介しました。
カード会社への連絡は忘れがちなので、スマホのカレンダー機能に登録しておくといいでしょう。
クレジットカードを持って行く時は、お財布にメインのカードと予備のカードを一緒に入れないように注意しましょう。
予備のカードはバッグ内の別の場所に忍ばせておきます。
バッグごと盗難に遭ってしまったら、メインのカードも予備のカードもなくなってしまうので、私は3枚目のクレジットカードを無印良品の「ポリエステル パスポートケース クリアポケット付」に入れ、鍵をかけたスーツケースの中で保管しています。
諸外国では、日本以上にキャッシュレス化が進んでいるので、クレジットカードは海外旅行に欠かせないツールです。
現地で思う存分、買い物やグルメを楽しむためにも、万全に準備しておきましょう。
現地の店舗によってはカード決済時、カード端末に日本円と現地通貨のどちらで決済するか、選択肢が表示されるケースがあります。日本円を選択した場合、店舗によっては現地通貨より高い手数料が設定されていることがあります。つい日本円を選択したくなるのですが、現地通貨での支払いが無難です。