ホテル、アパートメント(B&B)、ゲストハウスやドミトリー。
パリで宿泊先を選ぶ時、たくさんの選択肢があります。
海外旅行初心者で英語もままならないし、ホテルに泊まりたい。でも、そこそこのホテルは高いし、英語だと手続きが大変そう。
そんな時は、「日本語対応のアパートメント(アパルトマン)」がおすすめ!
この記事では、
- 海外個人旅行初心者
- 英会話が苦手、できない
- 滞在費を抑えたい
このような方に、アパートメント宿泊のメリットと注意点をお伝えしています。
パリ旅行での宿泊施設を探している方は必見です。
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日本語対応のアパートメント宿泊をおすすめする4つの理由
理由は、以下の4つ。
- 全て日本語で手続きができる
- 自炊できる
- ホテルよりもリーズナブル
- パリで暮らしているかのように過ごせる
この4つについて、詳しく説明していきましょう。
①全て日本語で手続きができる
宿のホームページは、部屋の広さや間取りなど、詳細も全て日本語で説明されています。
不明点は日本語で問い合わせができるし、予約も日本語でできます。
アパートメントのオーナーにもよりますが、チェックイン時に日本語スタッフが立ち会ってくれて、部屋の使い方や注意点を教えてくれます。
スタッフはパリ在住なので、街で注意すべき点や危険な場所、おすすめスポットやレストランなど、現地に住んでいないとわからない情報も日本語で聞くことができます。
英語でのやり取りに自信がない方は、日本語対応のアパートメントだと、安心して宿泊することができます。
②自炊できる
自炊ができることのメリットは、
- 外食より断然安上がり
- 地元のグルメが楽しめる
- 地元の食材で調理ができる
アパートメントには冷蔵庫やコンロ、電子レンジ等の調理器具が揃っています。
お惣菜屋さんで買ったものを温めたり、地元のスーパーで買った食材で調理することができます。
チーズにパン、スイーツを買ってきて、部屋でゆっくり味わうこともできるし、フルーツの皮をむいたり切ったりして、手軽にビタミン補給もできます。
食器やスプーン、フォークなどのカトラリーもあるので、お皿にきれいに盛り付けて食べられます。
ワイングラスやワインオープナーも付いていたりして、近所のお酒屋さんで買った本場のフランスワインを味わうこともできます。
ホテルだと外食か、買い食いばかりになりがち。
アパートメントだと、外食しなくても、地元のグルメを味わいながら食費を抑えることができるのが魅力です。
③ホテルよりもリーズナブル
ホテルだと閑散期と繁忙期に、かなりの価格差があります。
アパートメントの場合、ホテルほどの価格差がありません。
年間通して変わらない所もあります。
宿泊期間は最小で1泊から長期まであり、長期滞在の場合は割引があるアパートメントもあります。
アパートによっては、複数人でシェアすると一人当たりの宿泊費が割安になり、かなりお得に泊まることができます。
④パリで暮らしているかのように過ごせる
アパートメントに宿泊していると、隣の部屋は地元の人だったりします。
同じ棟に住む地元の人に出会うと、こちらが旅行者であっても「ボンジュー!」と挨拶を交わします。
日本のように、同じマンションの住人でも知らん顔という文化ではありません。
ホテル宿泊では感じられない周囲の生活音、隣の人が作っている料理のにおいで、普段着のパリの空気感を味わうことができます。
部屋の鎧戸を開けて外の風景を見ると、パリの息遣いが感じられ、自分もパリの住人になった気分がします。
パリジェンヌ、パリジャンに混じって普通の生活を体験することができるアパートメントは、宿泊専用のホテルでは味わえないパリを感じることができるのです。
アパートメント宿泊4つの注意点
①部屋の施錠、厳重な鍵の管理が必要
ホテルでも同じことですが、部屋の施錠や鍵の管理は、宿泊者がしっかり管理しなければなりません。
宿泊中は、鍵を紛失したり、部屋のどこかを施錠し忘れ泥棒に侵入されるといったことがないよう十分に注意する必要があります。
万が一鍵を無くしてしまうと、ホテルのようにスペアキーで開けてくれるわけではありません。
オーナーに連絡がついて、なおかつスペアキーを持ってきてくれるまでは、部屋に入ることができません。
②来訪者に注意
宿泊中に部屋のブザーが鳴ったり、ドアをノックされたりすることもあります。
ホテルの場合、宿泊客やホテルのスタッフ以外の侵入者であることは考えにくいのですが…
アパートメントの場合、来訪者が犯罪者である可能性も大いにあるので、絶対に開けてはいけません(ホテルでも安易にドアを開けてはいけませんが)。
第一、パリに知り合いがいなければ、自分を訪ねてくる人などいないはずなので、開けずに立ち去るのを待っていれば大丈夫。
③滞在中、退出時の清掃は自分でする
ホテルのように、客室清掃員が毎日掃除に来てくれるわけではありません。
滞在中の部屋の掃除は、自分たちですることになります。
住んでいるのと同じ感覚で、汚れたらきれいに掃除しておきます。
帰国時に部屋を引き払う時も、宿泊者自身で部屋の清掃が必要なアパートメントもあります。
④電気、水回り事情が良くない場合がある
パリでは多くの建物が築百年を超えており、現役で住居として使われています、
建物が古いこともあって電圧(使える電気の最大容量)が低く、例えば電子レンジと電気ポットが同時に使えないということがあります。
水回りについても、例えば数人がシャワーを使おうとしても、温水の連続使用が難しい場合があります。
全てのアパートメントがそうではないのですが、そのようなこともあり得ます。
これも古い建物に泊まるという貴重な経験。
不便も旅の醍醐味として楽しんでしまいましょう。
日本語対応のアパートメント(アパルトマン)リスト
日本語で申し込みができて、チェックイン・チェックアウトの手続きなどを日本語でできるアパートメントのリストです。
リストは、お値段が安い順に並べています。
Paris Vous Aime
3泊から宿泊可。パリ一等地の7区と16区で厳選したアパルトマン。『パリに暮らす旅』に掲載されています。
パリDEアパート
3泊から宿泊可。35カ所のアパルトマンは、パリ市内の殆どの区に立地していて、日本人スタッフが対応してくれる。早朝便でも対応可。
パリ生活社
1泊から宿泊可。早朝便にも対応可。空港送迎サービスもあり。
Le Studio à Paris
2泊から宿泊可。オペラ座近くにあるワンルームのアパートメント。
Paris Apartment
3泊から宿泊可。ルーブルも徒歩圏内、ショッピングや観光に便利な立地のワンルームと1LDK。
Appartement de Paris
2泊から宿泊可。サンルイ島の一部屋で、人数は2人まで。
セジュール・ア・パリ
物件によって3泊から宿泊できる部屋や、7泊からの部屋がある。
最安でも120ユーロ(14,970円/1泊)から。
コンシェルジュによる充実したサポートがあり、資金に余裕があれば、利用を検討したいアパートメント。
デコラージュ
大阪のツアー会社が紹介しているアパルトマン。
日本にオフィスがあり、メールや電話だけでなく、対面で相談できるのが魅力。
私がアパートメントに宿泊してみて思うこと
私がパリでアパルトマン(アパートメント)に宿泊したのは二度。
リストにもあげた「パリDEアパート」さんにお世話になった時は、友人と2人で宿泊しました。
一泊1人当たり11,000円のワンルームの部屋を2人で借りたので、一泊の一人当たりの負担額は5,500円。
宿泊費用の他、下記の負担が必要でした。
- 初回の立会い費用3,000円
- 枕カバー・布団カバー・シーツのセット1組2,000円
たった3泊4日の宿泊でしたが、宿泊費用は一人当たり24,500円でした。
日本語によるサポートがあると、アパートメント宿泊は少し割高だと思います。
それでも、近くの美味しいパン屋さんやチーズ屋さん、お肉屋さんなどの総菜屋さん、スーパーなどの利用で食費を抑えることができたのは、キッチンで自炊できるアパートメントだからこそ。
これは、アパートメント近所のブーランジェリーで買ったバゲットとフランプリ(スーパー)で買ったリンゴとワイン。
通りのお店で買ったチーズと焼きたてのチキン、バゲットで朝ごはん。朝っぱらからワインを飲んでいます。
パリには美味しいお惣菜屋さんやパン屋さんがたくさんあるので、外食しなくても十分にグルメを楽しめます。
↑バゲットを買ったこのお店でスイーツもテイクアウトして、部屋で堪能しました。
食器類が揃っているので、ちゃんとお皿に乗せて、人を気にせず思う存分写真を撮れたりするのもいい(笑)
日本人経営のアパートメントだけあって炊飯器もあり、お米(パリで買うお米は日本よりも高い…)を炊くこともできました。
私が宿泊したアパルトマンは電圧が低く、電圧の高い家電製品をいくつも同時に使うことができませんでした。
また、電気コンロは日本のように微妙な火加減の調節ができませんでした。
フランス製の冷蔵庫は、日本の冷蔵庫のように軽く締めるだけではしっかり閉まらなかったり、シャワーの温水が連続して出ないため、途中から温水が水になってしまったこともありましたが、そういう不便も逆に新鮮でした。
またパリへ行く時もそうですが、パリだけでなく物価が高い国に行く時は、自炊できるアパートメントに泊まりたいと思います。
食費や宿泊費を抑えられるメリットもありますが、それ以上に「暮らすように泊まることができる」のは、より現地人に近い体験が出来るのが魅力です。
アパートメント宿泊で、現地人になりきって楽しもう
パリに行けば、有名な観光地を訪れたり、買い物することばかりを考えてしまいますが、パリの楽しみは観光地や買い物だけではありません。
現地人が買い求めるお店で食べ物やワイン、スイーツを買い、部屋でフランスのテレビ番組でも見ながらゆっくり食べる。
現地で暮らしているかのような体験は、ホテル泊では味わえません。
窓辺で本を読んだり、窓の外を見ながらぼんやりとする。
そんな時間の使い方は、観光名所を訪れることとはまた違った贅沢な体験だと思います。
Booking.comなどでアパートメントやフラットの宿泊の手配もできますが、現地でのチェックイン、チェックアウトなどのやり取りは、ほとんどの場合英語です。
英会話に自信がない方は、ぜひ日本語対応のアパートメントに宿泊してみてください。