女性にとって、体調を左右する生理のタイミングと、海外旅行が重ならないかは、とても気になること。
生理のピークが過ぎたり、終わった後の出発なら超ラッキー。
でも、出発日が近づいているのに生理前だったり、周期が乱れていていつ来るかわからない…
そんな不安を持っている方。
この記事では、海外旅行と生理が重なりそうで不安な方のために、生理対策について書いています。
①ピルで生理を前後にずらす
生理の直前なら、ずらすことは諦めてください。
ずらせるギリギリのタイミングは、出発の7日〜5日前。
産婦人科で処方してもらった低用量ピル(経口避妊薬)を飲んで、生理をずらします。
ずらし方は、
- 出発までに生理を終わらせておく飲み方
- 旅行後まで生理をずらす飲み方
この2つ。
どちらの方法を取るかは、お医者さんとの相談になります。
旅行のスケジュールが決まって、生理がぶつかるかもしれないと思ったら、すぐに産婦人科に相談することをおすすめします。
費用はピルの種類にもよりますが、3,000円〜4,000円ほどの出費です。
普段から基礎体温を記録しておき、月経日を記録し、周期を把握しておくと、スムーズに相談ができます。
こちらの「オムロン婦人用電子体温計 MC-652LC」は、約10秒で検温でき、検温データをiPhoneやAndroidスマートフォンに転送できます。
スマートフォンのアプリで、月経周期をチェックすることができるので、ノートに手書きで記録する手間も必要なく、画面を婦人科のお医者さんに見せながら相談することができます。
②生理用品を日本で準備していく
急に生理が来た時に限って、売っている場所がなかなか見つからなかったりするものです。
ナプキンは各国のスーパーマーケットでも買うことができますが、慌てて買いに行くよりも、日本から準備しておきましょう。
国によっては、日本のナプキンに比べて劣ることもあります。
肌に優しく作られている日本のナプキンを持って行った方が、生理中でも快適に過ごせます。
昼用ナプキンは30個ほど用意する
一週間〜二週間ほどの旅なら、一度の生理で使う量を、日本から持っていきます。
余るかもしれませんが、念のため多めに持っておきましょう。
スリムタイプのナプキンなら、荷物の中でかさばりません。
私がいつも持っていくのは「ロリエ スリムガード」。
薄くてカバンの中でもかさばりません。
夜用ナプキンは数日分用意する
夜用ナプキンは個人差はあれど、3〜4日分あれば対応できるでしょう。
ピーク時には、多い日用の夜用ナプキンを。
ピークがすぎたたら、スリムタイプの夜用ナプキンを使えば、荷物もスリム化できます。
ナプキンは必ず機内にも持ち込む
スーツケースと機内持ち込み用の手荷物に、半々に分けて入れておきます。
万が一、スーツケースが出てこなかった(ロストバゲージ)場合、機内持ち込みの手荷物だけで数日過ごさなければなりません。
機内持ち込み用の手荷物に、生理用のショーツも入れておきましょう。
ショーツは生理日以外でも使えるタイプが便利
量が特に多い人は、多い日用に防水布付の本格的な物を2枚ほど(一枚は洗い替え用)準備しておきましょう。
ピークを過ぎて量が少ない日は、生理日にも、それ以外の日にも使えるショーツがおすすめ。
無印良品の「インド綿ストレッチ天竺編みサニタリーショーツ」なら、防水布を使っていないので、
生理日以外には通常のショーツとして使えます。
無印良品のサニタリーショーツのような、兼用のショーツを持っていると、生理が来ても慌てずにすみます。
ショーツは使い古した物を数枚持って行き、使用後に現地で処分すれば、洗濯の手間が省けます。
生理痛がひどい方は対策を忘れずに
生理痛は、旅行だろうと普段の日だろうと関係なく襲ってきます。
薬を飲んだり、下腹部を冷やさないなどの対策を。
痛み止めを飲む
旅先では我慢せず、薬に頼りましょう。
普段飲んでいるものがあれば、同じものを持って行きましょう。
痛み止めは、生理痛以外にも頭痛や歯の痛みにも対応できます。
カイロで温める
真夏は辛いのでおすすめしませんが、下腹部を温めるには、小さめの貼るカイロを。
寝る時や屋外が寒い時は、腹巻を巻いておくと、腰回りを温めることができます。
多い日はデリケートゾーン用のウェットシートを使う
経血が多い日や、機内泊の時。
ウォシュレットなど期待できない状況では、ウェットシートで拭き取ると、気持ちよく過ごせます。
水に流せるタイプなので、トイレットペーパーを流せるトイレであれば、流すことができます。
生理2日目など、量が多い時はナプキンを頻繁に交換したいもの。消灯中の機内で隣の人に気兼ねなくトイレに行けるよう、チェックインカウンターでリクエストして通路側の席にしてもらうか、事前に航空会社のサイトで通路側の座席を指定しておきましょう。
③生理でもビーチやプールを楽しみたい時は「生理用の水着」
ピーク時は水泳は避けた方がいいですが、貴重な休暇を生理に邪魔されたくない時は、タンポンの使用を。
生理中でも海に入れる「パンティープロップ(PantyProp)」という生理専用水着なら、タンポンも必要ありません。
楽天市場やAmazonでは購入できません。
現在購入できるのはBUYMAのみのようです。
生理用品を使わなくてもビーチリゾートを楽しめる画期的な水着。
ボトムと交換用パッド付で1万円ほどのお値段です。
タンポンでも漏れが心配な方は、検討してみるといいでしょう。
生理が来るか来ないかわからなくて迷った時は
迷わずに持っていきましょう。
薄型のナプキンなら、昼用でも夜用でも重さはほとんどありません。
パッケージから出してジップロックに移しかえれば、コンパクトに持ち運ぶことができます。
ロストバゲージ対策のため、ナプキンは機内持ち込み用の荷物とスーツケースと、半々に分けて持って行きます。
ショーツは生理日と普段の日、どちらでも使える無印良品の「インド綿ストレッチ天竺編みサニタリーショーツ」を数枚用意しておくと、突然生理が来ても、専用のショーツがなくて慌てずに済みます。
私の海外旅行の生理対策
特に変わったことはしていません。
一週間〜二週間ほどの旅の場合、
- スリムタイプの昼用ナプキンを多めに持って行く
- 夜用は3日分
- 生理用ショーツは使い古した物を持って行き、洗濯せず現地で処分する
- ショーツは生理日と普段の日、どちらでも使える無印良品の「インド綿ストレッチ天竺編みサニタリーショーツ」を使用
- 多い日はデリケート ウェットシートを使う
- 痛み止め、小さめの貼るカイロ
- 腹巻は寒い地域では生理日以外でも使っている
こんな対策をしています。
旅のための特別の対策はしておらず、強いて言えば持ち歩きの負担にならないよう、ナプキンをスリムタイプにしているぐらいです。
以前はピルを飲んでいましたが、今はやめています。
生理2日目は痛み止めを飲んでいてもしんどくて、行動範囲が狭くなってしまいます。
でも、生理が来たら、体調が許す範囲内のことをするまでです。
近くのカフェでぼーっとしたりして、あまりアクティブに動き回るのを控えています。
軽くショッピングをしたあと、宿の近所でお惣菜やスイーツを買って、部屋でゆっくりするのも贅沢な時間の使い方だと思います。
「生理だから◯◯できない」ではなく、生理だから今日はゆっくりと過ごしてみようと、最近は逆の発想で楽しんでいます。
一度、帰国時のロングフライトで生理2日目を迎えたことがありました。
生理の日ってものすごく眠くなるので、いつもならエコノミークラスで、しっかり眠れず辛い感じなのですが、生理2日目だと熟睡してしまえるので、逆にラッキーだとも思います(笑)。
海外旅行の生理対策まとめ
海外旅行での生理対策は
- ピルで生理を旅行前か旅行後にずらす
- 生理が来た時のために生理用品を準備していく
- ビーチリゾートの場合は生理用の水着を使う
この3つでした。
閉経や特別な事情がない限り、生理は日常生活だけでなく、旅行にもついて回ります。
準備が必要ないのは「旅行の前日に生理が終わった時」ぐらいでしょうか。
そんなことでもない限り、ピルで生理日をずらすか、生理用品をきちんと準備して行きましょう。
生理でも皆様の旅が快適なものなるよう願っています。