航空券の姓名が逆だった時って、どうなるの!?当日、飛行機に乗れるの?乗れないの?
そんな疑問をお持ちの方。
購入した航空券と、パスポートに表記されている姓名が逆だった私の失敗談から、実際にどうだったのか書きたいと思います。
結論から言うと、大韓航空の場合は「乗れない」との回答
忘れもしない2017年の秋、出発まで2週間を切っていたある日のこと。
大韓航空で関空発、ソウルで乗り継ぎパリへ行くフライトの航空券の姓名が逆だったことに気づきました。
気づいたきっかけは、大韓航空のアプリで航空券の予約情報を照会できなかったこと。
何度トライしても予約情報が出てこないので、大韓航空のコールセンターに問い合わせる。
オペレーターさんに「代理店経由で航空券を購入したのですが、アプリで予約が確認できません」と伝えました。
航空券番号をたずねられたので伝えると、
オペレーターさん「お客様、姓名が逆になっておりますねー・・・」
私「エッ・・・・・・(絶句)」
私「と・・いうことは乗れない・・・ということですよね?」
オペレーターさん「そうなりますね・・」
姓名が逆だとこう。
誤)HANAKO/YAMADA MS
パスポートの表記通りだと、
正)YAMADA/HANAKO MS
航空券を航空会社から直接購入していると、少々の手数料で姓名の変更は可能とのこと。
私の場合は運悪く、JTBのオンライン経由で大韓航空の航空券を購入していました。
代理店経由で購入した場合は、航空会社側では修正できないので、購入した代理店に問い合わせるように、とのことでした。
海外旅行で撮ったたくさんの写真を、スマホの中に眠らせていませんか?
その写真、売れるんです。
写真素材を販売するストックフォトサイトへの投稿で、私は年間9万円ほどのお小遣いを稼いでいます。
旅費の足しにもなっています。
私がストックフォトで稼いでいる方法をnoteで公開しているので、ご興味があればnoteの記事を覗いてみてください。
搭乗できない航空券をキャンセルして買いなおす
電話を切ったすぐ後に、搭乗できない航空券をキャンセルして、新たに買い直しました。
宿も押さえてるし、貴重な有給休暇に行けないなんてシャレになりません。
オフピークなのが幸いし、同じ便の航空券がまだ残っていました。
ただ、購入時は81,180円だったけど、94,490円に値上がり。
購入時よりも13,310円高くなっている。
とりあえず姓名逆の航空券をキャンセルし、94,490円の航空券を再度購入。
ピーク時だったら絶対空席なんてなかっただろうと思います。
気づいたのが当日でなくて、本当に良かったです。
代理店で購入すると、航空会社では修正できない
JTBやHIS、エクスペディアなどのオンラインで姓名を逆で購入してしまうと、航空会社では修正することができません。
JTBの「よくある質問」ページの「【海外航空券】名前の変更はどうしてできないのですか」を読むと、
航空券のパスポートスペル(ローマ字)は1文字でも異なりますと、別の方とみなされます。姓名が逆の場合も同様です。スペルの訂正や姓名逆の修正は、「変更」ではなく、「旅行者交代」となります。旅行者交代はお受けしておりませんので、一度取消し、正しい名前で予約し直しが必要となります。※航空券予約時にご確認いただいている「変更条件」は日程、スケジュールの変更に関する条件となり旅行者交代には適用されません。
ネット上で、「航空券 姓名 逆」「航空券 姓名 逆 乗れなかった」などのキーワードで、一定数のページが出てきます。
- 姓名が逆でも乗れた
- 当日カウンターで修正してもらえた
- しれっとチェックインした
などと、期待してしまうような書き込みもありますが、実際当日に搭乗できるかどうかは、運次第になってしまいます。
有給も取って仕事も調整し、やっとの思いで行く海外旅行であればなおさら、搭乗拒否される可能性をはらんだまま空港に突撃するのは危険すぎます。
当日に気づいたのであれば万事休すですが、事前に姓名逆で航空券を取ってしまったことに気づけた時、確実に搭乗したいのであれば、
- 航空会社から直接購入していたら、すぐに電話をして修正してもらう。
- 代理店経由(有人の代理店ではなく、ネットで自分で購入)で買った場合は、気づいた時点ですぐにキャンセルし買いなおす。
どちらかの方法を取るのが、最も安全です。
気になるキャンセル料
JTBのオンライン予約で実際にかかったキャンセル料は
30,000円+取消手続料金(一人あたり5,400円)=35,400円。
航空券の購入金額から、キャンセル料を差し引いた金額が返金されました。
クレジットカードで購入していたので、返金はカード会社経由でした。
姓名逆で購入してしまったミスの原因
私のミスの原因は、
- スマホの小さい画面で慌てて入力したこと
- 最終の確認画面でパスポートの表記と合っているか、よく確認しなかったこと
これに尽きます。
慌てて購入するなんて論外です。
航空券の購入は、可能なら大きめの画面で、しっかり確認しながら購入することを強くおすすめします。
姓名逆で購入するミスを防ぐ方法
ネットで簡単に予約できるようになるとともに、姓名を逆にしてしまうという間違いが、少なからず起こっているようです。
オンラインでいつでもどこでも航空券が買えるという便利な世の中になった反面、ミスが起こりやすくなっているとも感じます。
うっかり姓名逆にするミスを犯さないためには、以下に注意して購入すること。
- 姓名はパスポートの表記通りに(基本的にヘボン式表記)
- Sur name欄は姓を入力する。例)「YAMADA」
- Given nameは名前を入力する。例)「HANAKO」
- スペルミスがないか、前からと後ろから一文字ずつ確認する
- 性別表記「MR」「MS」「MSTR」「MISS」を間違えない
MS:12歳以上の女性
MSTR:12歳未満の男性
MISS:12歳未満の女性
心配なら、旅行代理店のカウンターで購入する
心配であれば、旅行代理店のカウンターで航空券を手配してもらうのが安全だと思います。
ただし、旅行代理店のカウンターで手配してもらうと、手配料が数千円かかります。
旅行代理店のカウンターで手配してもらえば、航空券に問題があった時に、代理店に何とかしてもらうことも可能です。
個人で航空券を購入すると、姓名が逆など航空券に問題があった場合、全て自己責任になります。
個人で自由に海外を旅するなら、自分で航空券を取った方が手っ取り早いし、手配料も払わずに済みます。
自分で買った航空券で、海外旅行に行って帰ってこれたという経験は、パッケージのツアーにはない感動があります。
今は自信がない方も、いずれトライしてみるといいと思います。